第13話
和室に二つの布団が並びその上に二人は座ったまま少しずつ話す。今日見た神楽のこと、仕事のこと。
ぽつりぽつりと話す二人が窓から外をふと覗くと満点の星空が見守っていた。今後の二人の行く末を世界が応援しているかのように思えて薫と駆の緊張が少しずつ解けていく。
夜も夜半を過ぎ、薫は長時間の緊張が少し緩んだことから睡魔が襲う。駆はそれを感じ取り、
「そろそろ寝ようか。」
と布団の中に入り薫の掛け布団を駆が直してくれた。その所作に愛情を感じてすっと深い眠りについた。
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