第12話

少しの緊張を抱えながらのんびりとした会話が進む。あっという間に20時を回っていた。

「好きなものが似ていることが分かったから感性が似ているところがあるのかもしれないね。」

と駆がいってくれた言葉に、薫はこれからの二人の未来を温かい心で通わせることができるかもしれないと分かり気持ちが高揚した。そのとき、薫は自分の気持ちに気づく。


「そろそろお風呂に入ろうか。」

駆と薫はお風呂の準備をして大浴場に向かう。湯冷めしないように早めに部屋に戻る薫。先に部屋に戻っていた駆。部屋に浴衣を着た二人が揃う。緩やかな時間を過ごしながらだんだんと夜中の時間になっていく。

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