第9話 花嫁修行の準備
「ん"ん"。どうしたの?」
「きっとお忘れになられてるかと思いますが、学園に入る1ヶ月前、明日から王室専用花嫁修行があります。1ヶ月の間は王室で過ごす事になるのでしっかり用意して下さい。まぁ用意するのは29日間分のドレスを選ぶのと髪飾り、装飾類だけです。他は下の者に任せていますので。では。」
バッカにしてくれちゃってー。まぁ覚えてなかったけど☆
最近ドレス選びしかしてない気がするけど気のせいか?
29日分のドレスて。自分が綺麗だと思うものから順番に取っていったらいいな。
と言うか王室で過ごす=あのブツブツ一途王子と毎日顔合わせんのか、、、キツい。精神面的にキツい。頑張るけどな。
リンジェロのお父さんは国王だし記憶にあるんだけどお母さんの方がなぁ、、、性格分かんねーからどうしようか。とりあえずリンジェロのお母さん位は好かれるようにしてたらいいのか、、、
ドーレスドレス、ここか。
ガチャ
うわ、でっけぇ、、、29日分のドレス位余裕であるな。とりあえず全部見てから厳選していくか。
〜3時間経過〜
多すぎないか、、、まだ全部見れてないぞ。
一応いいなと思ったやつには印つけたけど、、、
やっぱり多い!!!!
ペース上げなきゃ無理ゲーだな。よし。
気合い入れて見るぞ!
はぁ、、、終わった。29日間分のドレス選び。どっと疲れたわ、会社の営業の方がまだマシ。
部屋に帰ったらダラダラしよっかな。
そういえば花嫁修行って何するんだ?
『花嫁修行 王族 内容』
リンリン便利ー!
んーと、
『1、趣味の嗜み方
2、王室での立ち位置の作法
3、食事の作法
4、最低限の料理や裁縫
5、人への対応
6、細かい礼儀』
こんなちっちゃい内容を29日も?恐ろしい、、、
コンコン
「ソフィア、入ってもいい?」
「お母様?直々にどうしたんですか?」
「あのね、花嫁修行の前に言いたいことがあって。」
「はい。なんですか?」
「言いにくいんだけど、、、」
ゴクン
「私達は愛がある策略結婚。だから不満とかは一つもないの。でも、普通は女性は道具なの。子を繁栄させるための道具。だから、王子様の性格がソフィアと合わなくて、もし辛くなったり嫌になったりしたらいつでも戻ってきていいからね。」
お母さん優しー!!でも大丈夫ですよ。一途すぎて逆にウザイくらいですから。強いて言うならブツブツ言うのが嫌ですかね!
「はい!ありがとうございます、お母様!」
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