第8話 嫌われる方法
「で、ソフィアが纏めたノートを見た訳だが、、、」
あの人、、、そりゃ嫌われるわ。ええっと、
1、身内贔屓や大人を欺く事
2、無茶振りを1日1回以上誰かにする事。
3、気に食わないやつはどんな手段を使ってでも潰す事。
4、王子に金を無駄に使わせること。
5、自分以外はチェスの駒だと考える事。
他にも細かい事がいくつか書かれてるがだいたいこんなもんなのか。身内贔屓はできる。がしかし、無茶振りって何すればいいんだよ、、、
「ジャフリー。」
「なんでしょうお嬢様。」
「何か調べたいものを調べられるものってあるかしら。」
「図書館の本と、あとはリンリンがあります。」
「じゃあリンリン持ってきて。」
「かしこまりました。」
リンリン、、、?言ってはみたがスマホみたいなものか?
「お嬢様。持って参りました。」
「ありがとう。下がっていいわ。」
「はい。」
スマホ、、、っぽいけどなんか違う。ちっちゃ過ぎないか?とりあえずボタンを押し、、、
「え?」
アニメの世界しか見た事ないぞこれ。浮き出てくる。空中だけどタップしたら動くのか?
「動いた、、、」
いや、こんな事にいちいち動揺していたら身が持たない。とりあえず無茶振りどうしたらいいか検索するか。
「無茶振り 例 っと。」
えっと?
『誰かに対して唐突に話題を振る、困難な仕事を無理やり頼む、返答に困る話題を投げかける、などが無茶振りという言葉。』
要はアリスや他の人に無理やり仕事を頼めという事か。パシリか?パシリすればいいんだな?
よし。じゃあちょっと練習、、、
「アリス。今すぐに、、、」
あれ?何頼めばいいんだ?
頼むもん、なくね?
水、、、?いや、弱々しいな。外周?いや、お嬢様学校でそれは無い。
マジで分かんねー。あ、リンリン。
えーと、
「パシリ 内容 っと。」
『僕がされたのは食事の後片付けや、荷物持ちです!
俺はボクシングの相手にされた。』
ふーん、荷物持ちいいかも。入学して何日か後にやろっかな。気を取り直して練習。
「アリス。私の荷物全b、、、」
「お嬢様。」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます