第4話 ドレスショッピング 〜2〜
「ねぇカーメリル。」
「なぁに?お姉ちゃん!」
「舞踏会、イリスくんも誘ったらどう?カーメリル、イリスくんとも行きたいんでしょう?」
「え、え、え、いや、そ、そんなことは無いよお姉ちゃん?」
「あら、そんなにあたふたしてどうしたのかしら?」
「も〜!お姉ちゃん!からかわないで!」
「ふふっ。カーメリルが可愛いからつい、、、」
いやぁ、俺こういう青春したかったんだよなぁ、、、
〜20分後〜
「ソフィアお嬢様、カーメリルお嬢様、商店へ着きました。」
「カーメリル、お揃いの何か付ける?」
「いいの?!お姉ちゃん!」
「良いわよ。じゃあ一緒に選びましょう?」
「うん!」
見るからにここも人気で高そうなところだな。しかも店名がなぁ、、、
「お姉様!早く!」
「はいはい。わかったわよ。ふふっ。」
気分アゲアゲのageだな。俺もだが。
「いらっしゃいませお嬢様。今日も相変わらず綺麗ですねぇ。」
「あら、お世辞がお上手で。リフリンさん。」
「ハハッ!本心ですよ。本心。」
「どうなのかしらね、、、ふふっ。」
「ソフィアお嬢様、茶番は終わりましたか?」
「一連の流れ終わったわよ。ふふふっ。いつものこのやり取り、私好きなのよね。」
「好きなのは分かりますが、カーメリルお嬢様が待ってらっしゃいます。」
「あら!じゃあ行かないとね。またレジで。リフリンさん。」
「承知。」
「カーメリルー。」
「あっ!お姉様!見て下さい!この色違いの髪飾り、とっても綺麗!」
「スゴくガラス細工が繊細ね、、、カーメリルにも似合いそうだわ。」
「お姉様にもきっと似合います!」
「そう?じゃあこれにしましょうか。」
「はい!」
〜お会計が終わり〜
「じゃあまた来てくださいね〜!」
「ええ、では!」
「ではお嬢様、帰りましょう。馬車へどうぞ。」
「じゃあ帰りましょう?カーメリル。」
「はい!お姉様!」
「カーメリル、前はガラス細工のものあまり見なかったのにどうしたの?」
「お母様が前にガラス細工のピンを付けてて、とっても可愛くて綺麗だったの!」
「そういう事ね。お母様、何つけても可愛くなるものね。」
「うん!私、お母様見たいな人になりたいな!」
「カーメリルならきっとなれるわよ。」
ま、俺は優しいとは逆方向に進んでいくけどな!
許せ。妹よ。
あ、カーメリル寝てる。そっとしとこ。
てか俺お嬢様の真似超上手くね?まぁ実際今はお嬢様なんだけどさ。
えーっと、これから1週間のうちに色々して、舞踏会を迎えるって感じか。
確か入学舞踏会だよな。そういや執事から言われたわ。
と、いうことは?人気最下位ヒロインアリスとかも見れるんじゃね?一緒に学園でアリスを虐め倒すあのダリアンとリリアンも見とかないと。名前だけ見れば双子かよ!って思うけど顔結構違うんだよな。
あとヒロインセコムのリージェルとエルマ。なんで歳違うんだよって凄く突っ込みたくなるがやめとこう。
あー、なんかスゲー疲れたな。よし。俺も寝よ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます