8月2日 採掘を続ける。
「えいやっ!」
謎の世界に着て三日目。疲れ果ててその場で眠り、目が覚めて小型パンダたちの用意してくれたリンゴを食べてから再び採掘を再開する。
何も考えずに掘っているが、これ掘り進んだら魔王とか出て来たりしないだろうか。身体能力が上がったとは言え、つるはしで魔王と戦うのは流石に無理がある。
小型パンダに問いかけるも笑顔で頷くだけ。コミュニケーションが取れないので目的がわからず不安になってきた。
魔王に倒されて元の世界に帰れるなら良いんだけどな、と思いながらこの日も採掘を続けていく。
かなり体力的に限界が近付いた頃、かなり硬い岩盤に当たり小型パンダたちと見合う。
そして一匹の小型パンダがどこから取り出したのか竹筒の頭に縄みたいなのが
付いているものを取り出し近くの地面に差した。
さらにまたどこから取り出したのか火打石を手にしていて、縄の近くで弾いていると火が付き小型パンダたちは俺の手を引いて元来た道を全速力で戻る。
ベッドがあったところまで戻りベッドを盾にするように隠れた。少し間があってから轟音が響き渡り洞窟が揺れる。静かになったと思った瞬間、土埃がこちらに小石と共に飛んで来て皆で体を寄せ合い過ぎ去るのを待つ。
これが長い時間続いた上に運悪く天井から石が落ちて来て頭に当たり気絶してしまう。
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