第8話

「蒼い〇〇」8


 一緒に風呂に入って身体を洗い合った。洗いながら口でいかされた。俺も女を口でいかせた。恥ずかしがりながら抱き合い湯船に浸かった。


 ホテルでデリバリーを頼んでピザを食べながら映画を観た。

 ジーパンは明日買いに行くことにして二人で裸のままくっついていた。


 女があの連中の一人を刺した。親分が探している。親分は遠くに行くと言っていた事に関係があるのでは無いかと思った。

 俺は女に電話を借りた。やたらと着信ありと画面に出ていた。

 俺はプールバーへ電話した。


「お!どうした?」

マスターが出た。

「親分があの関わらない方が良い連中を探していたんです。マスターは親分から何か聞いてますか?」

「君には関係ないから知らなくて言いよ」

「あの連中に苦しまされていた女と一緒に居るんです」

「え?何処に居る?」

「言えません」

「言わなくていいから、一週間後にまた電話をしてくれ!三人の女が彼等の一人を刺して逃げたらしいんだよ。女二人は捕まって親分が助けたみたいだけど連中の二人を取り逃がしたみたいで其奴らを組の人達が探し回ってる。君と居る女も狙われてるかもしれないよ」

「マジっすか」

「だから、その女を守ってやりなよ。親分には伝えておくよ」

「ありがとうございます」

電話を切った。携帯電話の便利さを知った。

 心配そうに見ている女にキスをした。

「大丈夫かな…」

「しばらく旅にいこうか」

女は抱き付いてきた。

「そういえばさ…今更だけど名前聞いてなかったな」

「あ!確かに!」

二人で笑った。


つづく

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る