2023年 11月

9日


白色のノートに描く未来図は私の愛を揺らしてくれる


夢は叶う それは間違いようのないことなのだ 春の夜風


いただきます 君の眼差し春キャベツ 心の中のぬくもりになる


健やかさ それは君の背筋 ちょっとした微笑み 愛情


ソーダのように弾けだす 君の想いを抱きしめて、飛ぶ


今までの自分のパターンに別れ告げ もっと伸びやかに生きてみる


いつだって あなたは側にいてくれた 抜け殻を抱いてベッドから出る


どれくらい走れば君に追いつくの それともゆっくり歩いてもいい?


自分のペースしか知らなくてそれでしか歩いてこれなかった、それでよかった



10日


夢渡り白いふわふわの犬に会いにいく 切符は本心ただそれだけ


オムライス食べ続けたいいつまでも 小さな少年のように足を投げ出して


ありったけの愛を渡すよ君だけの宝物を見つけてほしくて


虹色の橋を渡って君の心に触れたい明日は日曜日だ


あいしてる そうまんまるな瞳で言う子の癖っ毛ぴょんと飛び出る


どれだけの夢を語れば本当の神に会えるの? 空色のクレヨン


いつだって君の心が良心で 僕の寝癖を隠してくれた


緑色の煌めき降る夏の日の自転車で下った坂道遠く


大事にしてね君の心、愛、言葉、体。紅葉降る世界の彼方で



11日


母親に少し強く言ったら父親の苛立ちとして返ってきた


あるのかな因果応報あるかもね 超常的に返ってくるもの


愛を出し愛を受け取る循環を築いていきたい秋の夜長


優しさを周囲に与えていきたいと思った僕らの真っ白のノート


傷ついた心を抱いてどこまでも飛んでいきたい真っ青な空


生きづらいと考えてみたことはない なぜなら周囲に恵まれていたから


内面の平穏だけを守りたく だから周りに優しくするの


自分だけが自分を傷つけることができる しびれた舌に触れる麦茶



15日


美しい丘に登って君の名を叫ぶ 明日は天気になるよ



16日


りんごが飛んでいった 妹が驚愕した顔をしていた


母は私達が赤ん坊の頃の写真を愛でる ひよこクラブの写真入れ


パリピ孔明 愛の物語 音楽に魅せられた人たちの


飛んでったりんご妹が食べてくれた 可愛い口に吸い込まれる


仕事を教えてくれる人 忍耐強くて優しい、ユーモア



17日


『自己愛について』


自己愛を育む土壌の柔らかさ強さ みんなでお祝いに行こう


まずは自分を満たしてあげたらいいんだよ 心に貯まる温かい水


揺りかごに揺られて眺めた祝福の景色 あなたは愛されていた


傷ついた自分をすぐに慰める 痛みを感じた箇所をよしよし


誰一人私を愛さなかったとしても 私だけは私を愛す


自分の好きなことをする 自分を守り育てる そうやって生きていく


こうなりたい ああなりたい 大事にしてね その気持ち


穏やかな気持ちが私を包んでい 愛の丸の中で安らぐ



24日


ほおずきを放り投げて空高く花が降るなり花が降るなり


愛してるそう云う君のまんまるな瞳を見ている 世界は綺麗


いつだって大丈夫だとそう励ましてくれた君は今日も世界を救っている


ありがとう僕らだけじゃだめだった本当の心を教えてくれた君


君と僕 透明の愛に抱かれて丸く優しくなっていくよ


良かったね そうやって笑う君のことをどれだけ大事に想っているか


そうやって君は僕を笑って ぐりぐりと頭を撫でてくれる


臆病な風に吹かれて今日もまた 仕事に行くよ いつか迎えに来てほしい


この目では見えない世界で僕達を愛してくれる存在たちへ


眠れない夜に風に吹かれてる 優しい君のいる方を見る


煙草を吸う君の横顔見つめてるそうだ明日は晴れだったよね


本来はそうやって使うものではありません ちゃんと寝かしておいてください


愛を知ることができてよかったな それだけでこの世に生まれてよかった


才能と引き換えにして彼女らはタイヤを永遠交換している


ビル風に撫でられいつも歩いてる突き当たりのない世界の道を


裏口から出て逃げようと手を引いた 母親の目を見れなかった


生活が希薄なもので僕達は 感情にまた揺さぶられてる



親愛なる隣人はいつもあなたのこと見守ってるよ 可愛いMJ


正体はバレてはいけない 毎日のルーティンとして悪人退治



24日


薔薇香る花園で永遠の愛を誓おう 僕の全てをかけて


幾千の夜を越えて僕達は今度は星に生まれ変わって


永遠はどんな匂いがするのだと君が問いかけ花の香り


命尽きるその時まで君のこと忘れないよと川下で君が


おかえりと呼びかける声に振り向けば 花束に埋もれる君が笑う


僕達は巡り合うため生まれてきた 輪廻のめくるめく運命を越えて


教室は静かだった僕達が役目を終えて出ていくのを待っているように


不確かな線をまたいでじゃれついてまた線の向こうに戻っていく君


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