第一章16話 魔法とスキルとステータスと

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前書き


一応はスキルは多すぎないようにするつもりです。多すぎると書くの大変ですし。


今回は説明が多くなりすいませんm(_ _)m


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魔法。それは自分の体内にある魔力を消費して発動するのが魔法というらしい。魔法を使うには詠唱を唱えなければ発動しない。


空気中には目に見えない魔素という物が漂っていて、人間や魔物はその魔素を取り込む事で自分が使用した魔力を徐々にだが回復する事ができる。


これはゲームで一定時間動かないでいると自然回復するアレだ。こう聞くと魔素をこの世界にとっていい物かもしれないが、悪い事もある。


魔素が濃い所では、魔素が溜まる事があるのだが、その場所を魔力溜まりと言う。どういう訳か魔力溜まりはその魔力の濃さから、弱い魔物を際限無く産み出している。そこまで強く無いとはいえ、無限に生まれるなら驚異でしかない。


さらに魔力溜まりでは大抵強力な魔物が縄張りにしている。そして魔力溜まりの濃い魔力にあてられて、強い魔物がその魔力溜まりを縄張りにしようと集まってくる。つまり魔力溜まりはかなり危険地帯と言う事だ。


魔力溜まりの中心、魔力が一番濃い場所に魔力溜まりになる原因、魔力の結晶があるのだが、それを壊せば魔力溜まりは無くなる。しかし何故、魔素がその場所だけ濃くなるのは分かっていない。魔力の結晶は魔素が濃い場所に生成されてしまう。だが魔素は間違いなくこの世界には必要不可欠な物質である。


魔術は空気中の魔素を消費して、空中に魔法陣を描くと発動する魔法の事を魔術という。魔術は自分の魔力ではなく、空気中の魔素を使う事で、魔法より消費魔力を抑えて魔法を発動できる事である。


魔法よりも消費魔力が少ないので、使い勝手は良いのではないかと思われるが、空中に魔法陣を書かなくては魔術を発動させる事ができない。


戦闘中に魔法陣を書くのはかなり難しく、書いてる暇がないと言う理由で、魔術が使われず衰退していった。今では魔術と言うのは錬金術を使うのに必要な魔法だと思われている。


魔法についてだが、魔法の属性は一般的に火、水、風、土、木と光、闇、無属性の8属性が一般的だ。それ以外の属性魔法は固有ユニークスキルとなる。


つまりフェンリルの氷魔法やタナトスの即死魔法は固有ユニークスキルで、ユニークを持っている事になるな。


魔法適性は産まれた時に決まるのだが、必ず最低1つの適性を持っている。魔法適性の中で外れなのが言うまでもなく無属性だ。


魔法の適性が2つ以上はかなりいる。3つ以上はそこそこいるのだが、4つ以上は珍しいとの事だ。8属性全ての適正を持っている人間は今までいなかった。


火、水、風、土、木、光の6種類を持った人間は過去にいたらしい…勇者だとか。8つの属性の中で光と闇は特に珍しい。無属性は覚えようとすれば、誰でも覚えられる。攻撃魔法ではないが故に適性があっても、その属性を鍛えようとする者はあまりいないのだが。


ちなみに無属性は清掃クリーンの魔法や広域地図フィールドマップ等、かなり幅広い魔法だ。生活魔法も無属性に入るのは驚いた。もっと無属性を極めようとする者がいても良いと思うが。


他に気になったのが、適性が無くても魔法を覚えられるのか?それは難しいとの事だ。適性というのは、火の適性があるから火魔法を使えるのではない。自分の魔力を火魔力に変換出来る適性があるから火魔法が使えるのだ。


魔法は簡単に言うと自分の魔力を火魔力に変換し、その変換した火魔力で、火の玉等イメージをする。言い換えればイメージさえ出来れば詠唱なんていらないのだろう。だから俺や配下達には【詠唱破棄】がついているのだろう。レイアは無詠唱だが。


つまり、適性が無ければ自力で魔力を変換しなければならない。不可能ではないのだが、適性の無い魔力に変換しようとすると通常の3倍以上の魔力が持っていかれる。


更に、適性がある魔力の変換は魔法を使用する際に無意識に適性のある魔力に変換されるのだが、適性無い場合は意識して変換させなければならない。それは簡単な事ではなく、一流の魔道士でも出来る者はほとんどいない。


ちなみに魔物は魔法適性と言う概念が無く、産まれた時に使える魔法と使えない魔法がハッキリする。


例えばハーピーという魔物なのだが、産まれた時から風魔法を使えるが、ゴブリンはどれだけ産まれても魔法は使えない。だがゴブリンメイジが産まれたら、産まれた時から火魔法を使えるのだ。


産まれた時に火の魔法適正があれば最初から【火魔法】スキルを持っていると言う事だ。


あと、魔法の適性があるかどうかをどの様に調べるかは、大きな街にギルドや教会があるのだが、そこに鑑定版という石版がある。


その鑑定版に手を置くと、自分の適性魔法が浮かび上がる仕組みになっている。普通、鑑定魔法を使用すると、鑑定した情報が使用者の頭の中に入ってくるのだが、使用者が石版だと情報が文字通り浮かび上がるのだと。


もちろんだが、その鑑定版はレベルやスキル等は分からない。あくまで魔法の適性だけだ。


と、フリージアさんに色々と聞いたがこんなもんか?いや、一番大事な事を聞き忘れているな。その事をフリージアさんに聞いてみる。


あと、正体を明かしたから何時もの口調に戻す。


「俺って魔法使える?」


「人間ならば努力すれば使えると思いますが…」


「そうなの?と言うより魔力を感じられないんだけど」


「それは無理もありません。魔法がない世界から来たのでしょう?でしたら魔力を感じられないのは当然です。ただルーク様の魔力はちゃんとありますので大丈夫です」


だよなぁ。だがフリージアさんは、俺には魔力があると言う。本当に俺に魔力あるのか?と思っていたが、安心した


「それって感じる事はできるの?」


「簡単ですよ?」


「では教えて下さい!」


「分かりました」


フリージアさんはニコッて笑う。いい笑顔だ。だがなぜ笑うんだ?


「まず目を瞑って体内の奥にある魔力を感じてください。体内の奥を探るように集中してください」


体内の奥にある魔力を感じる?そんなことできるのか?と目を瞑り集中する。


「ルーク様はある程度の魔力はあるので直ぐに感じれると思いますよ」


とフリージアさんは言う。半信半疑だが集中する事数分。体内の奥に何か暖かいものがある。


「体内の中に暖かいものがあるんだけど」


「それが魔力です」


なるほど。一度感じる事ができたからなのか、今では目を瞑って無くても感じる事ができる。


「本来人間が魔力を感じるのは数年かかります。それは何故かと言うと、魔力の総量が少ないからです。ですが、ルーク様の魔力は普通の人間よりはありましたので、魔力を早く感じる事が出来たのかもしれません。それにしては早すぎますが」


そうなのか。人間が魔力が感じるのは数年かかると言われているが、恐らく子供は魔力が低いから感じる事は難しいって事だろう。大人になるにつれて魔力の総量も上がるって事だ。俺が早く感じる事が出来たのは【魔力感知】というスキルを既に持っていたからだろうな。


「魔力の総量を上げる方法は成長する他に、魔力を使い続ける事で総量を上げられます。また、魔力は感知というよりも、目で見る事が出来ます」


「それってどうやるんだ?」


「これは魔力を操作出来なければいけません。自身の魔力を目に集中させると魔力が視えます。これを魔力視と言います」


俺は【魔力操作】というスキルを持っているから多分出来るだろう。自身の魔力を操作して、目に魔力を集める。これは凄い!俺の周りに薄紫のオーラの様なものが出てる。


「これが魔力か」


「も、もう視えたのですか!?す、凄いですね。私にも視えますが、ルーク様の魔力の色は薄紫です。この魔力の色が濃ければ濃いほど魔力の総量が多いです。これは相手の強さを見極める一種の目安でもあります」


なるほど。転移者や転生者はレベルとかスキルで相手の強さを測ったりするが、この世界の住人はこうやって相手の強さを測るのか。


「フリージアさんの魔力は濃い紫だな。魔力の総量がそれだけ多いって事か」


「私もこの世界では、魔力の総量は多い方だと思っていましたが、世界は広いですね」


「えっ?フリージアさんより濃い人がいたのか?」


「えぇ…ルーク様の横に」


「横?」


俺はそう言いながら横に振り向くと、俺の視界が真っ黒になった。


「うおわっ!?」


驚いてそんな声が出たが、よく見るとセレスの魔力だった。普通紫じゃないのか?真っ黒なんだが…。反対のヴィーナも見てみるが、やはり真っ黒だった。


「魔力って紫が普通じゃないのか?」


フリージアさんに聞いてみる。


「私もそう思っていましたよ。セレス様とヴィーナ様に会うまでは。真っ黒なんて見た事がありませんが、それが紫の先なのでしょうね」


どうやらフリージアさんもこれ程濃い魔力は見た事がなかったらしい。まぁ魔力については分かった。


「なるほどな。で、この魔力を使えば魔法が使えるのか」


「適正がなければ発動しませんが、少しやってみましょう。今も魔力を感じてると思いますが、その魔力を手の上に集中させ詠唱する。私は水の適性があるので、簡単な水魔法を。…水よ来たれ。ウォーター…こんな感じです」


フリージアさんがウォーターと唱えると手から水が湧き出てくる。魔法すげぇ!


言語翻訳されてるから、水よ来たれと言っているが、本当は何を喋ってるのか分からなかったって事だよな。翻訳があって助かった。まぁ俺には詠唱破棄があるから詠唱しなくてもいいのかも。


「おぉ!すげぇ!手から水が!」


「フフッ。ルーク様子供みたいです」


「いいだろ。魔法がない世界から来たんだ。ビックリするよ。俺も簡単な魔法を試してみるか」


俺は何がいいか考える。シールドは、ここではヤバそうなので清掃クリーンを自分にかけてみる。


清掃クリーン。おぉー!すげぇー!」


昨日はお風呂に入れなかったから少しベタついて気持ち悪かったのだが、それが無くなった!魔法って便利!それにやはり【詠唱破棄】があるから詠唱しなくてもいいみたいだ。これもイメージが良く出来てるからなのだろう。


「今のは無属性魔法のクリーンですか?っていうか何故、詠唱を破棄できるのですか!?」


「イメージの問題?というか清掃クリーンって便利だな。風呂に入ったかのような爽やかさだ!」


そんな事を口にしたからだろう、周りの視線が痛い…。まぁそこまで魔力は使わないので周りのみんなにも清掃クリーンを掛けてあげる。


そういえば魔法を使えるようになって気になったのだが、スキルにもレベルがあるよな。スキルのレベルについても詳しく知っておきたいな。


フリージアさんはこの世界の住人なので、スキルの話を聞いても全く分からないだろうから、また女神様にメッセージを送らないとなぁ。忘れそうだから今送っておくか。


「すまない、少し席を外す」


「分かりました」


俺はフリージアさんの家から出ると、ウィンドウのメッセージで女神様にスキルについてのメールを送る。


まぁ返信には時間が掛かるだろうと思い、フリージアさん達のところに戻ろうもした時、返信が帰ってくる。いやだから早いって!


『そういえばスキルのレベルについて教えてなかったですね!』


…やっぱり駄女神ではないのか?


『心の中で呟けば気付かれないと思いましたか?…まぁそれはいいとして、スキルのレベルについてですが…』


やっぱこれメールじゃないだろ?今度からは黙っていよう。それはそうと、スキルのレベルについてだが、これも長くなるので纏める。


まず、火魔法や水魔法等、〇魔法系のレベルは4でベテランらしい。5で一流、6で達人。宮廷魔術師は大体5か6らしい。7〜8は賢者、9は大賢者で10は神の領域。俺の無属性は神の領域らしい。まぁ神の一部だからかな。


レベル9の大賢者クラスが過去にいたらしいが、今では誰もその域に足を踏み入れてない。ちなみに魔法を酷使する場合なのだが、例えば火魔法レベル4を覚えていた場合、火魔法レベル4までの魔法の名前が感覚的に分かる。また、その魔法にどれだけ魔力を使うかなども感覚的に分かる。


その魔法を使用する場合に、必要魔力が足りない場合は発動せずに不発に終わる。まぁ詠唱も俺には【詠唱破棄】があるからどうでもいいのだが。


ちなみに剣術や格闘術のスキルだが魔法系スキルと違って初級、中級、上級に別れてるらしい。


例えば剣術(初級)ならレベル10になるとスキルが剣王(中級)レベル1に変化する。何故術が取れるかというと、剣術は言わば型だ。剣王になって自分で自分の剣の道を探さないといけない。


勿論自分よりレベルの高い人に教わるのでもいい。つまり剣王は既に術ではなく己の剣と言うことで剣王術ではなく、剣王なのだ。そして剣王がレベル10になると剣神(上級)レベル1になって剣神レベル10が最高だ。


ちなみに剣術レベル10でベテラン。剣王レベル10で超一流。剣神ならレベル10が神の領域。剣神も過去にレベル4はいたらしいがそれ以上は過去にもいないらしい。


格闘術なら格闘王、格闘神となる。こういう武術系は3段階が全てにある。


後は気配察知等の技術スキルは中級とか上級は特にない。レベル10で最高だ。


〇耐性系だが、これを毒耐性に例えると、毒耐性がレベル5になると毒無効というスキルに変化する。無効はレベル5以下の毒は全く効かないがレベル6以上の毒は効く。毒無効レベルを6にするとレベル6以下の毒は効かないのだ。


毒耐性がレベル5で毒無効の場合、毒キノコなど食べ物や植物に毒がある時、食べたりしてその毒がレベル5以下の毒ならば無効できるが、それ以上のレベルの毒なら無効できない。


そもそも毒がある物を進んで食べるやつはいない。これは火耐性や水耐性等も同じで火耐性レベル5で火魔法レベル5以下が無効になる。つまり火魔法レベル6以上で攻撃しないとダメージにならないのだ。


ちなみに耐性系のスキルは持ってる人がかなり少ないらしい。耐性系Lv10で完全無効というスキルに変化する。


最後にスキルにはアクティブスキルとパッシブスキルがある。アクティブスキルは毎回発動させないと使えないスキル、パッシブスキルは常時発動しているスキルである。見分け方はアクティブスキルにはレベルがあるが、パッシブスキルにはレベルが無いのである。


だが、スキルはどれ程の魔法を操れるか、どれ程の武術の技量を持っているのかの一種の目安だ。まぁそれを事細かく見れるのは便利だが。


「なるほど。レベル10ってすごいんだな」


『ちなみに○魔法のスキルレベルは魔力の総量、魔力操作、イメージ力でレベルは変わります。強力な魔法を撃つには単純に、魔力の総量が多くなければいけません。ですが、魔力の総量が多くても自身が扱える魔力の量が少なくては意味がありません。火魔法で例えるなら、魔法というのは魔力から火魔力に変換し、その火魔力で火の魔法をイメージし、イメージした魔法を形作る。火魔力に変換した魔力は維持し、更にはイメージした魔法を形作る魔力操作が必要になります。それが出来なければ○魔法のレベルは上がりません』


なるほど。レベルの高い魔法、つまり強力な魔法を撃つには、強力な魔法を撃てるだけの魔力、魔法を再現するイメージ力、火魔力に変換、そしてイメージした魔法を形作る魔力操作が必要になる。


魔力操作は自分自身の魔力全てを操れるわけでない。正確には全ての魔力を操れる事が出来るのだが、多大な努力が必要である。


変換された魔力を操作して、イメージ通りに形作るのはかなり難しいのである。しかも、操作する魔力が増えれば増えるほどその難易度は上がるのだ。


『とまぁ、スキルレベルに関してこんなところですかね?また分からない事があれば連絡してくださいね!』


色々と勉強になったしお礼の返信をしておこう。またお世話になるかもしれないし。さて皆の所に戻るか。俺はフリージアさんと先程まで話していた部屋に戻る。


「すまない。待たせたな」


「大丈夫ですよ?ルーク様」


柔らかい笑顔をみせてくるフリージアさん。そういえばフリージアさんってどんなスキルとか覚えているのだろう?俺は【神眼】をフリージアに使ってみる。



・名前:フリージア

・種族:妖精

・年齢:212

・レベル:380

・称号:妖精の女王

・スキル:【水魔法Lv4】【風魔法Lv5】【木魔法Lv5】【気配探知】【魔力操作】【魔力感知】

・ユニーク:【精霊魔法】


フリージアさんの顔の横あたりにステータスが表示されるというか視える。というかフリージアさんなかなか強い。


少なくとも俺より強いな。魔法でLv5は一流なのでかなり強いとおもう。あとユニークに精霊魔法。恐らくこのユニーク魔法で幻術の結界を張ってるのだろう。


そんな事を考えながら、俺は爆弾をフリージアさんに落としてしまう。


「フリージアさんって212歳なの?」


やばっ…この世界の住人はステータスという概念が無いんだった…。何とか誤魔化さねば。


「なっ!?な、な、なんで私の歳を!?」


「えっ……いやぁ…実は、俺の目は特殊でして…色々と、その…情報が視えるっていうか……」


「い…いやぁーー!変態です!!」


「ちょ!?失礼な!変態じゃない!歳を見ただけだろ!」


フリージアさんは顔を手で覆って蹲っている。


「私の歳を見られた……ハッ!その情報には私のか、体の情報とか書かれていませんよね?どうなのですか!?書かれていませんよね!?」


「フリージアさん近い近い!顔近いから落ち着け!そういう情報は書かれてないから!歳だけだから!」


「そうですか。でも私の歳を見られたんです…もうお嫁に行けないです」


「そこまでなのか?大袈裟じゃないか?」


と俺はセレスやヴィーナを見る。


「今のはルーク様が悪いですよぉ?」


「女性に歳を聞いたりするのはご法度でありんす。お前様はデリカシーがないでありんすぇ」


二人から呆れた目で見られる。


「あー…。フリージアさんすまない。俺が悪かった。だが凄く可愛いからとてもその歳には見えなかったんだ。許してくれ」


そう言われたフリージアさんは顔を真っ赤にした。


「わ、わ、私が可愛いなんて冗談ですよね!?そ、そ、そんな事言われた事ないです!」


「いや本当だよ。俺がいた世界ではフリージアさんぐらい可愛い人はいなかったよ?」


アイドルなんて目じゃないぐらい可愛いのだが。もしフリージアさんがニホンにいたとしたら間違いなく有名になる。


「わ、わ、分かりましたからもうお止めください」


照れて悶絶してるフリージアさん可愛いがここら辺にしておく。


フリージアさんが落ち着くまでそっとしておくか。そういえば異世界ってやっぱり可愛い人が多いのだろうか?目の前のフリージアさんもかなり美人だし期待するなぁ。


まぁ俺の横には女神様と遜色無い美人が二人もいるから、可愛くても見劣りしてしまうかもな。とヴィーナを見ながら考える。


「お前様、わっちの顔をみてどうしたでありんす?」


「ん?あぁ、いやヴィーナは美人だなと」


「き、急になんでありんす!?」


考えていた事が口に出てしまった。二人は可愛いというよりも美人だ。まぁ、可愛い瞬間もあるのだが。


「ルーク様!私はどうなのですか!」


「セレスも美人だよ?」


「そ、そんな照れるじゃないですか…!」


言わせておいて照れるのは可笑しいだろ。


そしてようやくフリージアさんが落ち着いたので


「フリージアさん、この世界の事を教えてくれて色々ありがとう!少しこのフェアリーガーデンに泊まりたいのだが」


「いいですよ!ルーク様なら何時でも大丈夫です!」


「ありがとう!」


この世界の事も、スキルの事も色々分かったし、これから楽しみだ!色々な魔法を使ってみたいからフェアリーガーデンに少し滞在する事にした。

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