第10話

午後の授業も普通に終わり、放課後

俺は、部活があるので、校庭に向かう事にした。校庭にたどり着き、プレハブ小屋に向かう。プレハブ小屋の中に入ると、もう既に、陸上部の部員が着替えていて俺もその中に入って、着替える事にした。

もう、女性の下着姿を見ても、見慣れたからか、全く興奮するとかなくなったなあ……

とかしみじみ思いながら、ジャージに着替える。着替え終わって、プレハブ小屋から出て、顧問の山本先生の所に向かった。

山本先生が、こう言って来る。

「今日は、思いっきり活動を始めるわ、まず100メートルを5セット、それで1キロマラソンよ」


うわ、なんか多いな……かなり疲れないか?それって……

俺は、そう思いながら、走る事にした。

走っていると、思ったのだが、胸が揺れて、走りにくく見るなら巨乳、なるなら賓乳だなと、改めて実感してしまった。

走り終わり、息もぜいぜい言いながら、休憩をしていると


「西村、結構いいタイムだったわよ、この調子で頼むわね」


「あ、はい、そうします」

今のがいいタイムだったのか?まあ、頑張ったかいがあったという事か……と思った。

陸上部の練習を始めて、結構な時間がたち、空の色が夕焼けになり始めた頃


「じゃあ、今日の活動は、これで終わりよ、明日と明後日は、学校が休みだから、次の活動は月曜日から、始めるわね?明日と明後日はしっかりと休むように、それじゃあ、解散!」

「はい」


そう言って俺は、プレハブ小屋の中に行く。

中に入り、制服に着替えて、家に帰る事にした。帰る途中、こう考える。

明日と明後日は、学校が休みだから、暇になるのか……と思った。

じゃあ、もしかしてと言うか、孝之が何かしら誘ってくるんじゃなかろ~か……と、そう考えていると同じクラスの志木香織がやって来た。


「あ、舞、もう部活終わり?」


「うん、そう香織は?」


「私も終わったとこ、でさ?明日と明後日休みじゃない?」


「そうね」


「だったらさ、どっか遊びに行かない?」


「遊びに?」


「うん、新しく出来たスケート場があってさ?そこに行こうかなってね?舞って、滑れる?」

そう聞いてきた。


確か……スケートは男だった時は結構滑れた記憶がある。じゃあ、この体で滑れるかどうかはやった事がないので、解らなかった。


「とりあえず、滑れるとは思うけど……」


「そう?じゃあ、明日、一緒に滑りに行こうよ?」


「解った」


「じゃあ、明日、舞の家に行くね?それじゃ」

そう言って、香織が離れて行った。

明日香織と一緒にスケートか……俺が男のままだったらデートって事になるんだけど、女のままだしなあ……とりあえず、そのまま家へ、帰る事にした。

舞の家に戻り、舞の部屋に行き、着てる制服を脱ぐ。下着姿になり、動きやすいTシャツと短パンを着る事にした。

着替えが終わり、リビングに行くと、キッチンで、料理を作っている

西村舞の母親の、西村恵子さんが、エプロン姿で、調理していた。


「あ、舞、お帰りなさい」


「ただいま、お母さん」


「舞、もうすぐ夕飯が出来るけど、舞も手伝う?」


「あ、うん、手伝うよ」

そう言って、俺もエプロンをつける事にした。

恵子さんのエプロンは、白色のエプロンを装着していて俺は、赤色のエプロンをつける事にした。と言うか、色がこれしかなかったから

必然的に付ける羽目になったって気がするなあ……

エプロンを装着して、恵子さんと一緒に、調理を始める。俺は、まず野菜を微塵切りにして、皮をむいたりして、恵子さんのサポートをする事にした。数十分、そういった作業をし、夕食が完成する。出来た品は、コロッケにポテトサラダ、味噌汁が出来上がった。

出来た品を、食卓に並べて、エプロンを外し、食卓に着く。

椅子に座ると、リビングに父親の新三郎が、のそのそとやって来た。


「お、今日もうまそうだな」


「今日は、舞も手伝ってくれましたから」


「そうなのか?舞」


「う、うん」


「じゃあ、これは、期待できそうだ、頂きます」


「頂きます」

そう言って、夕食を取る。

うん、味に関しては、文句ない、お店が開ける程の味だった。あっという間に食べ終わって、俺は、風呂に入る事にした。

着替えは、恵子さんが用意してくれるみたいなので、着替えは任せて、浴室に行く。

籠が用意されてあったので、それに着てる服を入れて全裸になり、タオルを持って、浴室の中に入った。

最初に、シャワーで体を濡らして、石鹸で体を洗っていく。

もう、この洗う作業に全く恥ずかしいとかそういった感情が無く、スムーズに洗う事が出来た。次に頭をシャンプーで洗い流し、浴槽に漬かる。

浴槽の温度は、丁度いい具合に設定されていて、結構気持ちがよく

つい、口笛とか吹いてしまった。


「う~ん……改めてみると、やはり大きいな」

胸がぷかぷか浮かんでいて、つい触ってしまった。弾力があり、触るにつれて、触った部分がへこんで、なんか気持ちよく

ずっと触ってしまい、体が火照ってきた。


「改めて体を見てみると……綺麗な体だよなあテ…」

下のほうも改めて見てみると、薄いピンク色をしているので、この中に男のアレを入れると思うと、なんか嫌だと思う事もあるし

一体どんな感じなんだろ……と、少し思う事もあった。触ってみると、指が中に入って、気持ちよくなってしまい

「あ……」

と、声が漏れてしまった。

さすがに自憩行為をやるのもまずいかな?と思ったので、触るのをやめて風呂を出る事に決めて、体を拭く。

胸が大きいので、ちょっと肩が凝るのだが

まあ、しょうがないかな……と、思う事にした。下着を見てみると、何故か黒色の下着だった。

うん……派手だ……というか、これって、勝負下着とかいう奴じゃないか?

一体誰を相手に勝負しなきゃいけないんだとか、思うのだが……

せっかく用意してくれたんだし、チェンジと言うのも悪い気がして、それを履く。

パンティーもブラも、サイズが合ってるらしく、すっぽりとはまっていた。

……うん、深く考えない事にしよう……

用意されたピンク色のパジャマを着て、舞の部屋に行く。部屋の中にたどり着いて、ノートを開いて、こう記す。

「五日目、今日は同じクラスの志木香織に、明日の遊びに誘われる、結構楽しみ、どうなるかはまだ不明だが、状況を判断して、的確に動こうと思う」まあこんな感じかな?」

そう、書いて、ベットに潜る。

ベットに潜ってから、考える。

ゲーム「ラブチュチュ2~運命の選択肢~」の時間で言うと残された時間は、あと三日な筈。

いや、もしかしたら……それ以上の時間があるのかも知れない。

まあ、今の所、孝之とのラブフラグは行っていないので、なんとかなると思う。

本当にバットエンドに出来るのかどうかとか

といか、バットエンドってあるのか?とか、色々と考えて眠くなったので、寝る事にした。

こうして、今日の一日が、終了したのであった。

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