第4話
午後の授業を普通に終わって放課後。
俺は、部活に行く事にしたので、校庭へと向かった。校庭にたどり着いて、陸上部の部屋と思われる、プレハブ小屋の中に入る。
中に入ると、昨日と同じく、ジャージに着替えている生徒が、結構いた。
俺もその中に入って、西村と書かれたロッカーを開き、ジャージに着替える。
着替え終わって、プレハブ小屋から出て、陸上部の顧問と思われる山本先生がいたので、その近くに、集まる事にした。
山本先生もホイッスルを首に掲げて、ジャージ姿だった。冬なので、ジャージ姿はちょっとと言うか、結構寒く感じられた。
「はい、今日の練習を始めましょう、今日は、百メートルを三セットやるわ、皆、位置について」
そう言ったので、俺もスタート位置に並ぶ。
そして、俺の番になったので、俺も走る事にした。百メートルを三回走った後、山本先生がこう言ってくる。
「西村、前よりは、タイムが少しあがっているわ、この調子で頼むわね」
「あ、はい」
「じゃあ、次はリレー形式で練習よ?それが終わったら、今日の部活は終わりにします」
そう言って、リレー形式の練習が始まった。
三十分ぐらい、その練習をして、山本先生がこう言う。
「はい、今日の練習は、終わりね?また明日、練習するから、体を休めるように、では、解散!」
プレハブ小屋に行って、制服に着替える。
なんかもう、他人の女性の下着姿を見ても、何も感じなくなったな……と実感。
まあ、自分も女になっちゃったし、こんなもんなのか?とも、思ってしまった。
着替え終わり、部活に行く時に、孝之が教室で待っているというので、自分のクラスに行くと
確かに待っていた。でも、寝ていた。
まあ、確かに待ってるって言ってたけど
寝る事はないんじゃないか?と思うのだが……
しょうがないから、起こす事に決めた。
「孝之、行くよ?」
そう言ってみる、しかし、起きない
じゃあ、どうやって起こそうか……と悩んでいると、香織が教室にやって来た。
「お待たせ~、って孝之君、思いっきり寝てるね?」
「うん、今、どうやって起こそうか?って思ってたとこ」
「ふ~ん……じゃあ、彼女らしく囁いて起こすのは?それか、キスしてとかさ?」
「う……それ、なんか嫌かも、そう言うんだったら、香織がやりなよ?」
「ふ~む、じゃあ私は攻撃を加えて起こす事にするよ?やっていい?」
「うん、いいわよ」
「じゃあ、いっくね~」
そういって、香織が構えて、
「はああああ!」
と、正拳突きを食らわせた。
確か、志木香織って、ゲーム「ラブチュチュ2~運命の選択肢~」の取扱説明書で書かれていた事は、空手部の空手少女であるという事だった気がする。
「痛ってええええ!な……何すんだって・・・えっと……志木に舞?」
「おっはよう、孝之君」
「何で、志木がいるんだ?」
「あ、それはね?香織も映画に行く事になったから、いるのよ」
「そうなのか?」
「うん」
「じゃあ、行きましょうか?孝之」
「あ、ああ……二人きりだと思ったのに……」
「なんか言った?」
「い、いや、じゃあ行こうぜ」
俺と孝之と香織の三人で映画に行く事になった。教室を出て行き、映画館に行く事にしたのであった。映画館は学校から歩いて、数十分先の駅の付近にあった。やっている映画を見てみると、「戦いとは非常なり」のアクション物
「あたしと貴方のラーメン日和」と言う恋愛物
「ゾンビって、臭いっす・・・」と言うホラー物だった。
うん、内容がどれも凄い気になるのだが……
「舞、どれにする?」
「孝之は、どれが見たいと思ってるの?」
「俺か?そうだな……やっぱ、戦いとは非常なりかな、舞は?」
「私は……どれもみたいけど、香織は?」
「私は、戦いとは非常なりかな?なんか興味あるのよね~」
「そっか、じゃあそれ見ましょう」
決まったので、戦いとは非常なりを見る事にしたのであった。映画館の中は、結構広く、お客さんを満員とはいかないが、結構入っていた。
そして、上映が始まり、集中して見る事した。
ストーリーは、ある男が家族を殺されて
その復讐の為に師匠に弟子入りして、強くなり
復讐者を倒すというストーリーで、ちょっと感動してしまった。映画を見ていると、手に何か触れる感触があったので、見て見ると孝之が手を握ってきた。なんでだ?と孝之の方を見たが
こっちを見ないで映画を見ていたので
ま、いいか……と、そのままでいる事にした。
映画が終わって、映画館の外に出て、孝之がこう言ってくる。
「映画、面白かったな?舞は、どう思った?」
「そうね……確かに面白かったわ、続きが気になる展開ではあったけど」
「だよな、中途半端に終わったしな~、もうすっかり暗くなったし、帰るか」
「賛成~」
「じゃあ、私、こっちだから、お二人さん、さようなら」
香織がそう言って、別れる。
「じゃあ、帰るか」
「ええ」
孝之と一緒に帰る事にした。家にたどり着くと、孝之がこう言ってくる。
「じゃあ、また明日」
「また、明日」
孝之はそう言って、隣の家の中に入る。
う~ん……幼馴染の会話って、こんな感じなのか?男だった俺に、幼馴染の異性とかいなかったので、ちょっと新鮮だった。孝之と別れて、俺は、西村舞の家の中に入る。
「ただいま~」
そう言うと、奥の部屋からやって来たのは、西村舞の母親の西村恵子さんだった。
「お帰りなさい、舞、今日はちょっといつもより遅かったけど、一体どうしたの?」
「孝之と映画を見に行って、遅くなったの」
「孝之君と映画ねえ……あ、じゃあデートだったんだ」
「違うよ、同じクラスの香織も一緒だから、三人でかな」
「ふ~ん、孝之君もてもてね~その子も孝之君の事、好きなの?」
「さあ……映画に誘われたのは私だけど……」
「そう……まあ、孝之君の事が好きなら、がんがんアタックするのよ?舞」
「うーん」
「でもね?簡単に体を許しちゃ駄目よ?貴方は、私の大事な娘なのだから、あ、でも、自分で決めたなら、私は認めるわよ?あと、子供ができたらちゃんと報告するように」
「う、うん、分かった」
そう言って俺は、リビングに向かう。
リビングに向かうと、父親の新三郎がすでに座っていてテレビを見ていたりしていた。
「お、舞、おかえり」
「ただいま、お父さん」
「貴方、舞も帰って来た事だし、早速戴きましょう?」
「お、そうだな……じゃあ、戴くか」
テレビを見るのをやめて、食卓に来る。
テーブルの上には、焼き魚にご飯に海苔に味噌汁といった、ほぼ和食な感じが置かれていた。
「じゃあ、戴きます」
「戴きます」
そう言って、三人で夕食を取る。
うん、焼き加減もばっちりで、みそ汁もおいしかった。ご飯一杯だけで、満腹になったので、食事が終わると恵子さんが、こう言ってくる。
「舞、お風呂も湧いてるから、入ってきなさい、着替えは、用意するわね?」
「あ、うん、分かった」
食べ終わった後、俺はリビングを出る。
家の中を捜して、浴室と書かれた場所に入った。中に入って、籠の中に着てる服を入れる事に決めて、服を脱ぐ。着てる制服とスカートを綺麗に折りたたんで、籠の中に入れる。
下着姿になり、ちょっと恥ずかしかったが、それも脱いで、全裸になった。タオルが用意してあったので、それを持って、風呂の中に入る。
最初にシャワーを浴びる事に決めて、シャワーを浴びる。最初は冷たくて、驚いたが、段々慣れてきて、体を洗う事にした。
自分の体を見てみると、最初に飛び込んできたのは、やっぱり巨大な胸だった。
あらためて見てみると、乳首の色が薄ピンク色で、肌も結構綺麗な感じがした。
「ちょっと、触ってみよっかな……」
そう言って、触ってみる。触り心地は結構柔らかく、弾力があった。
「ん……なんか、気持ちいい、やっぱりでかいな、これ」
ちょっと興奮してきたので、さすがにやばいかな?と思い触るのをやめて、体を洗う事にした。どう洗っていいか分からなかったが、スポンジがあったのでそれに石鹸を擦りつけて、泡を出している体に塗ってみる。
それを全身に満遍なく塗りまくり、最後にシャワーで洗い流して最後にシャンプーで頭を洗った。洗い終わって、湯船に浸かる。
湯船につかると、胸が浮き上がった。
おっぱいって浮くんだ……と、思ってしまった。長時間入っていると、のぼせてしまうので、キリのいい所で、浴槽から出ると
父親の新三郎と出くわしてしまった。
「あ……」
「ま、舞、これはだな?ちょっと手を洗おうとしてだな?」
「……用事を済ませたら、出てって」
「わ、わかった、それより、舞……」
「な、何?」
「いい体だな……つい、襲いたくなってしまう」
「そ、そんな事言わないでよ!」
「これは本当だぞ、だから、舞、簡単に体を許しちゃ駄目だぞ?」
そう言って、新三郎は出ていく。
あ、もしかしてふつ~の女の子だったら
今の所って悲鳴をあげればよかったのか?とか思ったが、まあ、別にいっか……と、思う事にした。母親の恵子さんが言ったと通り、服が用意してあってそれに着替える事にした。
まず最初に、水色のパンティーとブラを付ける。そして、用意された服も水色のパジャマだったので全部水色で統一したのか……と、思った。着替え終わって、舞の部屋に行く。
部屋の中に入り、ノートを取り出して、こう書く事にした。
「二日目、今日は孝之に映画に誘われる、映画の内容は結構面白かった。また何か孝之に誘われる事もあると思うが、その時はその時に考えて、臨機応変に動こうと思う、なお風呂に入り、改めて西村舞の胸が大きいと、実感してしまった。ま、こんなものでいいかな?あと、ニューキャラクターの志木香織の事が、ちょっとだけ判ったような気がした」
そうノートに書いて、目覚ましの時計をセットする。セットが終わり、ベットに潜って、少し考える。
本当に元の男にも出れるのだろうか……と、しかし考えても、体が変わる事も無く女の体のままなので、なるようになれって感じだな……と思い、眠たくなったので、目を閉じる事にした。
こうして、俺の一日が終わりを告げたのであった。
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