2011年12月4日(日)

2011年12月4日(日)


今日は図書館へ行った。

俺たちの住んでいる市の図書館は、なかなかの蔵書数を誇っている。

以前、二階にある人気のない一角に、数は少ないものの漫画が置いてあるのを見つけた。

うにゅほを連れてくるときは、そこへ案内しようと覚えておいたのだ。

絵本でもよかったが、あまり子供扱いをして機嫌を損ねられても困る。

目を輝かせるうにゅほに、古本屋へ連れていったらどんな顔をするのか想像しながら、一旦別れた。

貴志祐介の新世界よりが貸出中だったので、以前に勧められた日本幻想文学集成の澁澤龍彦を借りた。

十五分ほど経ってうにゅほのところへ戻ると、椅子にも座らず、棚の前にしゃがみ込んだまま、ますむらひろしのアタゴオル玉手箱に視線を落としていた。

返却期限は二週間なので、三巻までを借りた。

帰り際、堂本金田一を返却するためゲオに寄った。

ついでに新しく映画を借りようと思ったが、めぼしいものはなかった。

そこで、うにゅほが一昨日、毎週楽しみにしているドラえもんを見逃した、と嘆いていたことを思い出した。

新ドラは人気があるようで、一作しか残っていなかった。

旧ドラと合わせて三作借りて、帰宅した。

新ドラの映画は明日以降にして、今日はとりあえずPCでアニマル惑星を見ることにした。

うにゅほが専用の丸椅子に座るのを確認して、再生する。

五分ほど経ち、うにゅほが頭上に疑問符を浮かべていることに気がついた。

どうしたのか問うと、

「……なんか、へん?」

という答えが返ってきた。

新ドラしか知らないうにゅほからすれば、声優も絵柄も違う旧ドラにこそ違和感を覚えるのだろう。

それでもすぐに慣れて、今は二周目に突入している。

この日記も、サブディスプレイで書いている。

返却するまでに、DVDがすり切れてしまわなければいいのだが。

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