僕たちの日常は、唐突に終わりを告げた
僕たちの日常は、唐突に終わりを告げた。
薔薇が咲き誇る中庭で、星を見上げていた頃には戻れない。欠けた何かを埋めるように、指先を絡め合う。くちびるに触れる熱は、ひどくやさしかった。請い、願い、祈り、求め、傷だらけになった僕らの行く末を知る者はいない。
君の瞳だけが総てを見透かしていた。
2023/2/17
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