星は凍てつき、花は燃え盛る

星は凍てつき、花は燃え盛る。

楽園など、どこにもなかった。救いなど、空想にすぎなかった。

幾度の夜をこえても、たどり着けない、彼がねむる聖域。ルビィのかけらが、地に落ちる。

「先生、ねむれないの?僕が子守唄を歌ってあげようか」

「ありがとうございます、カノープス。私は、……大丈夫ですよ」


2022/12/24

星満つるギムナジウム

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