兄さんがくれた星の輝きも、やさしい声も、額に触れるぬくもりも、全部、永遠に僕のものだ

兄さんが星の海に沈んだ日を覚えている。

皆、不幸な事故を忘れようとしているけれど、僕はどうしても手放せなかった。

兄さんがくれた星の輝きも、やさしい声も、額に触れるぬくもりも、全部、永遠に僕のものだ。けれど、“永遠”を手にしたのは、兄さんの方だった。

(忘れたくない。あなたがくれた総て)


2022/11/26

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