瞬きする間に、僕は星空に呑まれた
世界が反転する。
瞬きする間に、僕は星空に呑まれた。目覚めたときには、誰もいない空洞でひとりきりだった。足元でちかちかとまたたく光は、星だ。僕は星の海に沈んだのだ。
(……何か、わすれているような)
大切なものが傍にあったような気がする。
決して手放してはならない、僕を構成する、光だ。
2022/11/25
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