そうやって、すぐ強がる。あなたの悪い癖だ
「ずっと眠っていないんだろう」
少年の手がレースのカーテンにふれる。やわらかな朝日を遮って、淡い影がうまれた。
「大丈夫ですよ、ミモザ」
「そうやって、すぐ強がる。あなたの悪い癖だ」
ルノ・ルミナスはソファに身を横たえ天井を見つめた。眠り方は、随分と昔に忘れてしまった。
「おやすみ、先生」
2022/6/13
星満つるギムナジウム
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます