白夜行⑥

 人が罪を犯すのは何故だろう。

 純粋な人間であった時は明確な答えを見つけられなかった。

 しかし、ヒトならざる価値観を得た今なら何となく分かる――”鎖”が緩んでしまうのだ。

 倫理とか道徳とか良識、人間はそんな鎖で雁字搦めにされながら生きている。

 その鎖が緩む瞬間、人は罪を犯すのだ。

 しかし、あくまで鎖は緩むだけ。それゆえ、堕ちきってしまうことはない


 ――――だが、鎖が断ち切られたならどうだろう?


(……もう、戻れない)


 見果てぬよくに焦がれながらどこまでも堕ちてゆく。

 燃え尽きて灰になるまで、どこまでもどこまでも……。


(君はどうなるんだろうな? 亮……)


 約束の場所に向かって静かな夜道を歩く威吹は、少しばかりセンチな気分に浸っていた。

 しかし、それを台無しにするように隣を歩いていた詩乃が威吹に絡み付く。


「ンフフフ、何かポエミーなこと考えてない?」

「さあね。つか、アンタ、何しに来たんだよ」


 何とか約束の時間までには”準備”を終えられた。

 後は、亮と雪菜が儀式を完遂出来るかどうかだけ。

 滞りなく儀式が行えるようにと紅覇には協力を要請した。

 邪魔者がやって来た場合、自分一人でも対処は出来るだろうが万が一ということもある。


 しかし、詩乃には協力を要請していない。

 力という面ではこれ以上ないほど頼りになるが、それ以外の部分が最悪だからだ。

 余計なことをされる危険性を鑑みれば誘わない方が無難である。

 だから何も話さなかったし、あちらも何も聞いて来なかったのだが……この有様だ。

 紅覇とお化け林に向かって歩いていたらいきなり合流して来た。


「そう警戒しなくても私は何もしないってば」

「私”は”……ねえ」

「いや、そういう穿った見方しないで良いから。別に謀を巡らせて第三者を動かしたりもしてないし」

「なら何で?」

「お友達のために頑張ってる我が子を助けたいって、そんなに変なことかな?」


 その問いには答えず威吹は紅覇を見た。

 紅覇は虫唾ダッシュと言った表情で首を横に振っている。威吹も同感だった。


「し、失礼な……いやでも真面目な話、彼と彼女の顛末を見届けに来ただけだから」

「ああ、そういう……しかしアンタ、最初に亮を見た時点で全部看破したのかい?」

「まあね。伊達に長生きはしてないよ」


 何気ないところでも格の差を思い知らされる。

 言いたいことや思うことは多々あったが、あまり時間がない。

 威吹は諸々を飲み込み詩乃の存在を許容することにした。


「待たせたかな?」


 待ち合わせの場所に辿り着くと既に亮と雪菜が緊張した面持ちで威吹を迎えた。

 まあ、雪菜は地縛霊なので原則ここから離れられはしないのだが。


「いや、そうでもないよ。それより……」

「ああコイツら? 儀式の邪魔が入らないように連れて来た護衛だよ」


 置物だと思って気にしないでくれと伝えたが、それでも亮は気になるらしい。

 まあ、面識のある詩乃が昨日とは別人と思えるほどに邪悪な空気を纏っているので無理はないか。

 が、構ってる時間も惜しいので威吹は無視して話を進める。


「人外の肉体にはそれに釣り合う魂が必要だ。じゃなきゃ肉体に魂魄を食べられてしまうから」


 現世で所持するために小さくしていた常夜を懐から取り出す。


「亮もお姉さんも人の魂魄でしかないから人外の肉体を動かすことは出来ない」

「なら、どうするのかしら?」

「コイツらに補わせるのさ」


 鞘から常夜を抜き放つと、数百は越える怨霊が刀身より滲み出る。


「! その幽霊たちは……」

「気付いたかい? その通り。お姉さんと似たような身の上の奴らさ」

「あの男、こんなに……」

「いやいや、修哉くんだけじゃないよ?」


 どうにも御堂の血筋とはそういうもののようで、

 父親も祖父も若い頃は修哉と似たようなことを繰り返していたようだ。

 ある程度の年齢にまで達すると乱行も落ち着くようだが、

 そこに至るまで随分と多くの女とその関係者が憎悪に沈んだらしい。


 ちなみにその悪いへきは呪いだとかそういうものとは何ら関係がない。純粋な悪性だ。


「まあともかくだ。俺は彼らと交渉をして契約を結ばせた。

その契約を亮とお姉さんが履行すれば、

彼らは二人の魂のステージを引き上げる糧になってくれると約束してくれたよ」


 しっかりと脅し付けておいたので不履行はあり得ない。

 悪霊に成り果てても常夜に囚われるのだけは耐えられないらしい。


「その契約ってのはどういうものなんだい?」

「説明するより見てもらった方が早いかな」


 威吹が指を鳴らすと地面に黒い水溜りのようなものが形成された。

 威吹は入ってと亮と雪菜を促し、

 困惑しつつも二人はその指示に従い水溜りの中へと沈んで行った。

 二人が入ったのを確認すると威吹(とそのオマケ二人)も後を追って水溜りの中へ。


「い、威吹……ここは……? それにあれ……」


 だだっ広い中華風の刑場と、その中に転がる人々。

 彼らは特に拘束されている様子でもないが、

 地面に転がりむーむーと恐怖も露に唸り声を上げている。

 そんな光景だ、困惑するのも無理はない。


「ここがどことかそういうのは時間の無駄だから説明は省くけど」


 彼らに関しては何となく想像がつくんじゃない? 特にお姉さんは。

 威吹の言葉に雪菜は首を傾げるも、直ぐにその表情は憎悪に染まった。


「御堂……修哉……ッッ!!」

「え」


 目を見開く亮に向け、威吹は刑場の中央を指差す。


「ほら、あの七三分けのお兄さんがそうだよ。

隣に居るのが防衛大臣のパパと、元総理のお祖父ちゃん。

他は御堂のご親族や隠蔽や圧力をかけるのに関わった弁護士やら警察やら……。

ああ、他にも一緒に”はしゃいでた”わるーいお友達とかも攫ったね。

三代も続いてるから当事者だけでもかなりの数でさ。集めるのに苦労したよ」


 昨夜、潤を彼の家に送り届けてから威吹はずっと働きっぱなしだった。

 肉を作るために必要な数の人間の確保、儀式を行う場所の準備。

 本当にもう、大変だった。


「亮、お姉さん、着いて来て」


 二人を連れて刑場の中央――御堂三代の下へ向かう。


「……狗藤……威吹ィ……! 貴様、このようなことをしてタダで済むと思っておるのか!?」


 口の拘束を解除した途端、御堂新太郎が怨敵を見るような目で噛み付いて来た。


「儂に手を出せば日ノ本という国そのものが貴様の敵になるのだぞ!!」

「へえ、そりゃ面白そうだ」

「ンフフフ、そうなったら母さんとお揃いだね」

「……訂正する、全然面白くなさそうだわ」

「威吹!?」


 嘆く詩乃を無視し、改めて亮と雪菜を見る。


「もう察しはついてるとは思うけど、契約の中身を説明しよう。

と言っても一言で済むんだけどね? うん――――復讐代行。

直接手を下せない彼らに代わって、君らが殺すんだ。ああでも、殺し方は指定させてもらうよ」


 儀式に必要なことだからと補足を入れる。


「殺す!? 何でだよ! 僕はお前なんか知らないぞ! 怨まれる筋合いなんかどこにもない!!」


 耐え切れなくなったのか、御堂修哉が叫ぶ。

 その内容があまりにも酷かったせいだろう。

 雪菜が憎悪も露に御堂修哉の胸倉を引っ掴む。


「怨まれる筋合いがない!? 私の顔を忘れたのか!!」

「ひぃ!? だ、誰だよ……知らない、お前なんか知らないよぉおおお!!」


 本気で覚えていないのだろう。

 鬼気迫る顔の雪菜に怯え、御堂修哉は泣き出してしまった。

 だが、御堂新太郎と御堂修二は気付いたらしい。


「ンフフフ、お察しの通り。彼女はあなたたちの悪意によって人生を滅茶苦茶にされた被害者だよぅ」


 嗜虐心をそそられたのだろう。

 詩乃が甘い声色で加害者たちに語り掛ける。


「ううん、彼女だけじゃない。いーぶーき♪」

「……はいはい」


 話が進まないのでやりたくはなかったが、

 ここで詩乃のご機嫌取りをしておけば妙なことをする可能性は低くなる。

 そう判断した威吹は常夜に縛り付けていた悪霊たちを解放した。


「ほら、他にもたーっくさん! ンフフフ……因果応報ってやつぅ?」


 よくもまあ、そんな心にもないことを口に出来るものだと呆れる威吹。


「何だっけ? 御堂新太郎先生の信条?

ああ、そうそう。人は皆、平等ではない? だっけ?

国家を成すは多くの有象無象ではなく選ばれた者たち、ようは強者。

強者と弱者たる民草の命は等価ではない」


 弱者が踏み躙られようとも選ばれた者の仕業であるのならば、ある程度は問題ない。

 許容範囲を超えれば別だが、女を犯したり圧力で誰かの人生を滅茶苦茶にする程度は許される。

 踏み躙られるような弱者で居続ける方が悪であり、強者の蹂躙は正義であり特権。

 御堂新太郎は本気でそう思っているのだ。

 とは言え、それを公の場で口にしたことはない。

 ないのだが……まあ、この女狐相手に何を言っても無駄だろう。


「ふ、ふざけないで! 何様のつもりよ!! 強者?

その屑野郎なんてたまたま政治家の家に生まれたってだけじゃない!!」


「違うよぅ、違うよ雪菜ちゃぁん。先生はね? そういう生まれも含めて言ってるの。

人は親を選べない。こればっかりは完全に運。だからこそ、運もまた強者の条件なの」


 そういう意味で御堂修二や御堂修哉も強者なのだ。

 だからこそ、何の躊躇いもなく雪菜は踏み躙られた。

 当然の権利だとばかりに理不尽を強いられた。


「でもあれ? あれれー? 先生の信条に照らし合わせるならさ」


 詩乃はしゃがみ込み、御堂新太郎の顔を覗き込む。


「こんな状況に陥ったのはどうして? 先生たちが”弱い”からだよねぇ?

弱いからこうなった。なら悪いのは誰? 先生たちじゃないの?

だって弱さが悪だと言うのなら……ねえ? ンフフフ♥」


「き、貴様……ッ」


 御堂新太郎は明らかに恐怖していた。

 威吹には噛み付く気概を見せたが、詩乃の花咲く悪意には耐えられなかったのだ。


「雪菜ちゃんたちが威吹を味方に出来たのは運が良かっただけ。

でも、先生の信条に則るならば雪菜ちゃんたちも――あの悪霊たちも! 皆、強者!!

逆転しちゃったねえ。一転、地を這い蹲る惨めな蛆虫になっちゃったねえ。

でも悲観しないで。強者が弱者に、弱者が強者に。それが世の常だから。人の世はそんなことの繰り返しだった」


 長き時を生きてきた自分が保証すると詩乃は笑う。


「……我が君」

「……何かな?」

「……真性の毒婦ですね、あの女狐」

「……うん」


 苦い顔の紅覇と白けた顔の威吹。

 亮と雪菜に至っては完全に引いていた。


「ま、待ってくれ! し、知らなかったんだ! 嘘じゃない! 本当に知らなかったんだよ!!」

「逆らえなかったんです! 分かるでしょう!? 分かってくれよ!!」

「言うことを聞かなきゃ私が……しょうがなかった、しょうがなかったの!!」


 あちこちで悲鳴が上がる。

 術を解いた覚えはないので……詩乃の仕業だろう。

 より場を盛り上げるために彼らも舞台に押し上げたのだ。


「ンフフフ……私に言われてもなあ。あの子たちに聞いてみなきゃ」


 そう言って詩乃は悪霊らに問いを投げた。

 彼らを見逃すかと。答えは――――


》》》》》》


 悪霊たちの憎悪が更に燃え上がった。

 自分たちは何の関係もないのに理不尽を強いられ犠牲になったのだ。

 お前たちだけが逃げるのは許さない。

 同じところにまで堕ちて来いと悪霊たちは叫ぶ。


「大丈夫、大丈夫だから」


 怯える者らに慈母の如き笑みで、赤子をあやすように何度も何度も大丈夫と繰り返す。


「あなたたちみたいな屑が居なくなったところで世界は何も変わらないよ」


 だから安心して死んでね? 詩乃は優しくそう言い切った。


「ンフフフ……ンフフフフフフフフフ……!!」


 最近、悪いことをしていなかったからか。

 だからこんなに盛り上がってるのか。

 威吹は頭痛を堪えるので精一杯だった。


「く、狗藤くん……」


 詩乃には何を言っても無駄。被害者である雪菜もそう。

 ならば威吹しか突破口はない。

 そう判断したであろう御堂修二が威吹に語り掛ける。


「……ひ、非道外道は百も承知。許されざる行いだろう」

「は? ああ、はい」

「償いをする。可能な限り、全ての被害者に対する償いを誓う」


 このオッサンは何を言っているのだろうか?


「だからどうか、我々を見逃してはくれまいか?

せめて私と祖父だけでも……私たちが居なくなれば国は確実に混乱する。

下手をすれば、この場に居る何倍も人間が死ぬことになるかもしれない」


「いや、それを俺に言われてもねえ」

「待って威吹」


 童女のようにクルクルと踊っていた詩乃が話に割って入った。


「母さん、国を傾けるのは良くないと思うの」

「!」


 まさかの援護に御堂修二の目が輝く。

 御堂新太郎が信じられないものを見るような目を息子を向けているので、

 詩乃の正体については息子も知っていると考えて良いだろう。

 だからこそ、威吹は思った。正気か防衛大臣、と。


「だから条件を呑むなら見逃してあげても良いんじゃない?」

「呑む! 呑む、何でも言ってくれ!!」

「流石防衛大臣! 国防に携わる者なら即時の判断力に優れてなきゃね」


 詩乃は虚空に手を伸ばし”それ”を引き摺りだした。


「「「!?」」」


 現れた十歳ほどの可愛らしい少女を認識した瞬間、御堂三代が目を剥く。

 その目には驚愕と、これまでとは違う恐怖の色が宿っていた。


(…………探しても居ないと思ってたら……こ、コイツが拉致ってたんかい)


 威吹もまた顔を引き攣らせていた。

 何せ、


「お、おじいちゃん……? パパ? おにいちゃん?」


 彼女もまた拉致の対象だったのだから。


「ンフフフ、この子を二人で犯し殺したら助けてあ・げ・る♥」


 酷薄極まるかおで告げられた条件。

 御堂修二は喜色から一転、この世の終わりが訪れたかのような表情だ。


「そ、そんなこと……そんなこと! 出来るわけないだろぉおおおおおおおおおおお!!!!!?」


 悲痛が滲む絶叫に対し詩乃は心底不思議そうに首を傾げた。


「何で? これまで、幾らでもしてきたじゃない。ほら、私、ちゃんと用意したよ?

大臣や先生が昔、使っていた危ないお薬とか怖い道具とか。

これを使って昔のようにやれば良いだけじゃない。簡単でしょ?

あ、ひょっとして御歳だから? 大丈夫、私が勃たせてあげる」


 詩乃が指を鳴らすと御堂三代の股間が意思とは無関係に隆起する。


「ほらほら、修哉くんも! 君も参加するなら見逃してあげるよ?」

「ひ……ぁ、あぁ……でき、できましぇん……!!」

「んもう! 情けないなあ」


 つい、と視線を御堂新太郎に向ける。


「先生! 腑抜けた息子と孫に見せてあげなきゃぁ! 強者の在り方を!!」

「……れ」

「え? 何て?」


 耳に手を当て顔を近付ける詩乃に威吹は歌のお姉さんを想起した。

 阿鼻叫喚を謳わせる最悪のお姉さんである。


「許してくれ……! わ、儂らが……儂らが悪かったぁあああああああああああ!!

儂らはどうなっても構わん! 孫は……孫だけは……しほだけは見逃してくれぇええええ!!!」


 恥も外聞もない。

 涙と鼻水で顔面を汚しながら御堂新太郎が懇願する。


「駄目だよ先生。それは弱者の――悪の在り方じゃない。

先生は強者なんだから! この国の未来を担う立派な御方なんだから!!

ほら! がんばれ♥ がんばれ♥ がんばれ♥ がんばれ♥」


 男三人の絶叫が響き渡る。

 そんな彼らを見て、悪霊たちが歓喜の声を上げた。


「……もう良いだろ。時間は有限なんだからさあ」

「え? まだ足りないんだけど……んもう、分かった。分かったから」


 威吹は深々と溜め息を吐き、亮らに語り掛ける。


「えーっと……そうそう、殺し方についての話だったよね」

「う、うん……」

「この場に居る人間を全員、二人で生きたまま食い殺して」


 え、と二人が声を揃える。


「喰らった肉が、そのまま二人の新しい身体を構成する肉になるからさ。

お姉さんは幽霊だけど大丈夫。一時的に俺の妖気で受肉化してるから問題なく食べられるよ」


 外法も外法。

 しかし、人外になるというのはそういうことなのだ。

 そして、人外になることを選んだのは亮と雪菜だ。


「――――引き返すかい?」


 雪菜の消滅、それを代金にすれば戻してやっても良い。

 威吹の言葉に亮は迷いなく首を横に振った。


「いや、良い。ありがたく、食べさせてもらうよ」

「亮さん……」


 目まぐるしい展開に困惑はしていた。

 それでも、とうの昔に亮の鎖は引き千切られていたのだ。

 雪菜と出会い、彼女を愛した瞬間から。


「雪菜さん。僕は、彼ら以下の外道畜生になります。それでも……一緒に居てくれますか?」

「……終わりまで、共に。私の答えは変わらないわ」


 二人は手を繋ぎながら、ゆっくりと歩き出した。


「憎悪でも怒りでもない、ただ自分の欲を満たすためだけに皆さんを殺します」

「でも謝らないし、後悔もしない。望む未来が欲しいから」


 向かう先は、無明の闇。底の底まで堕ち続けていく。

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