第8話 if 文に2つの条件を入れる具体例


 二つの条件を計算式に入れる方法ですが、if 文を2回使います。


 

   =if(A>B,正,誤)



 この方法で正しかった時に、もう一つの計算式を入れるのが、一番簡単です。


 この式の正解のところに、もう一つの計算式を入れます。



  =if(A>B,if(C>D,正2,誤2),誤1)  式7−1



 続けていいれてあり、少し見難いと思います。


 この計算式の中にあるのは、下記の通りです。



  =if(A>B,正1,誤1)  式7−2

  =if(C>D,正2,誤2)  式7−3



 式7−1が、欲しい計算式ですが、これは、式7−2の中に式7−3を入れてあります。


 答えの「正1」の中に、式7−3を入れました。


 式7−2において、A>Bの式を満たした場合、さらに、C>Dの計算式を満たすかどうかを判定してます。 


 この方法だと、A>BとC>Dの条件を満たしたのは、“正2”となります。


 あまり、おすすめではありませんが、2つなら、なんとかなる範囲だと思います。




 これは、下記のような条件の時に都合がいい方法です。


 これは、シフトを見える化する際に都合がいい方法になります。


  A   B C D E F G H I J K L M N O

1 時間  9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 (時)

2 A   ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■

3 B       ■ ■ ■ ■ ■

4 C              ■ ■ ■ ■ ■

5 D                ■ ■ ■ ■ ■ ■

6

7 氏名 開始 終了

8 A   9  15

9 B  12  16

10 C  16  20

11 D  18  23


★注意★

 表を組み込む方法がわからないので、スマホの方は、横にして確認してください。

 多分、縦だと折り返しが入って、わかりにくくなると思います。



 例えば、上の例のような場合、この式に、開始と時間、終了と時間を比較して、両方の条件を満たした時だけ、「■」をマスに表示するだけです。



  =if(A>B,if(C>D,正2,誤2),誤1)  式7−1



 この式7−1に上記の条件を入れます。


 Aさんの始業時刻が、9時ですから、Aさんは、9時台は出勤なので、「■」を表示します。


 なので、最初のAとBの計算式は、下記の通りです。


     9時台<=開始時間   式7−4


 これをA>Bの代わりに入れますので、その番地で比較します。


     B1=>B8    式7−5


 こうなります。


 同様に終了時刻を入れますので、その式は、下記の通りになります。


     B1<=D8


 時間台の数字より開始時間が大きい時間と、時間台が終了時刻より小さい時間を、if 文で繋ぎます。


   =if(B1=>B8,if(B1<=D8,“■”,“”),“”)  式7−6


 このような式を作って、B2の番地に入れると、「■」が出ます。


 この計算式を9時から22時のマスの中に入れてあげます。


 その際に、「B1」が「B2」「B3」と変えれば、9時から22時のマスに「■」か、何も無しが表示されます。


 私は、この方法をいつも使います。


 中には、ANDを使う人もいると思いますが、私は、いつもこの方法で、二つの条件を入れてました。

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