第6話 if 文の出力するもの


 出力するものは、数字だけとは限りません。


 記号とかでも構わないです。


 特に、サービス業のように忙しい時間帯と暇な時間帯がある場合は、暇な時間帯を使って、休憩を入れる、仕込みのような準備をするなど、管理する側は、色々と考える必要が出てきます。


 その時間帯に、1日の何%の売り上げがあるかで、必要な人数は、決まってきます。


 そこに、必要な人数を逆算していくことで、その時間帯に何人の人員が必要かわかってきます。


 これは、1時間あたり、1人あたりの売り上げを計算して、適正費を出しておくことで、算出できます。



   売り上げ ÷ 従業員の働いた時間 = 人時売り上げ(円/人時)



 1人が、1時間にいくら売り上げたかの平均が分かっている。


 その曜日の時間帯別売り上げが分かっている。


 その日の売り上げ予測も出ている。


 ならば、時間ごとに必要な人数も把握できます。



時間  9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 (時)

売上比 0 0 2 10 10 5 3 3 10 20 20 10 7 0 (%)


★注意★

 表を組み込む方法がわからないので、スマホの方は、横にして確認してください。

 多分、縦だと折り返しが入って、わかりにくくなると思います。



 例えば、時間帯別の売上比率がこんな感じだったとする。


 その日の売上予測が分かっていて、人時売上も過去のデータから把握してあれば、翌日の時間帯別売上予測は、簡単に計算できる。


 ここから、時間帯別必要人数を算出する。


 売り上げの少ない時間帯に準備が必要なら、その時間を算出しておくことで、その時間に必要な人数は、計算できます。


 そうなると、パート・アルバイトを使う際に必要な人数を、予め把握できます。


 例えば、こんなシフトがあったとします。



A 9時〜15時

B 12時〜16時

C 16時〜20時

D 18時〜23時



 これだと、どの時間帯に何人の人がいるのか把握が難しいですから、エクセルで、これを見やすくすることも可能です。



時間  9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 (時)

A   ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■

B       ■ ■ ■ ■ ■

C              ■ ■ ■ ■ ■

D                ■ ■ ■ ■ ■ ■


★注意★

 表を組み込む方法がわからないので、スマホの方は、横にして確認してください。

 多分、縦だと折り返しが入って、わかりにくくなると思います。



 この様に表示させる事も可能になります。


 この方法は、if 文を使って、「■」の文字を表示させます。


 1時間毎でも、30分毎でも構わないので、エクセルのマスを用意しておいて、表示させます。



   =if(計算式,“■”,“”)



 こんな感じです。


 計算式の中身は、開始時刻と終了時刻と、その時間帯を比較するだけです。


 多分、この比較の式を考えるのが、最初は難しいと思います。


 しかし、これの計算方法を覚えてしまうと、if 文は、かなり応用が効くようになると思います。


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