第4話 if とは


 if について、少し簡単すぎる説明かと思いましたので、もう少し詳しく説明しておきます。


   =if(計算式,A,B) 式3−1


 if は、英語で「もし」と訳されると思います。


 エクセルの計算では、半角の「=」が付くとこの番地は計算式だとなります。


 「=」の後に、「if」とありますので、「if」の計算方法に基づいて( )内の計算を行なってくれます。


 そうは言っても中身は、簡単です。


 式3−1の( )の中にある、計算式の結果が正しかったら、「A」の内容を実行して、間違っていたら、「B」の内容を実行するだけです。


 計算式が正しいか、間違っているかを、確認して、その番地に表示するだけです。




 そこで、前話に出ていた、式1です。



   =if(D3>G$1,1,)   式1


  ※ G1の番地には、10,000が入っています。



 この時、この計算式が行なっているのは、D3とG1の番地を比較しているだけです。


 間に、「>」が、入っていますから、D3の値が、G1の値より大きかったら、その番地には、「1」が表示されます。


 10,001以上なら、「1」が表示されます。


 その式が成立しない場合、つまり、D3の値が、10,000以下だったら、式1の番地は、空白が表示されることになります。


 if が、行なっている計算は、これだけなのです。


 かなり、単純なコマンドなのですけど、これを押さえてしまえば、使い勝手は良くなります。




 ここでは、家計簿として、フラグを立てる方法ですけど、1ヶ月の支出が多いと思った時とか、大きな支出が無かったか調べるには都合が良いと思います。


 大きな支出なら、覚えているから問題ないかもしれませんが、さらに、突き詰めていくと、2,000円以上とか、10,000の数字を変えてみると、フラグに引っかかる支出が出てくるはずです。


 これによって、見えてなかった数字が見えてくる事もあります。


 後は、今日の日にちまでに何回フラグが立っているのかとかで、今月は支出を抑える必要があるかもしれないとか、あらかじめ考える事も可能です。


 なので、if は、覚えておくと、何か簡単な確認をする時に、チェックが簡単になるのです。




 実際、私が携わっていたのは、電気の設計でしたから、四則演算がほとんどでしたので、三角関数も微分積分も、最初の設計には使うことはほとんありません。


 ただ、積分は、消費電力の計算とか、電流値の算出とかで使いましたが、その程度です。


 電気の設計程度なら、オームの法則が一番使う公式でしたので、エクセルもですが、表計算ソフトには、大いに助けられました。




 後、変数は、必ず、数式の外に出しておくのは、数値の変化によって、どうなるかをみるのに、大変都合が良かったので、変数は外に出すことを忘れずに行うようにすると、簡単に修正が効くようになりました。

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