影帽子
杏たくし
第1話 完
少年は自分の好きな車のミニカーが宝物だったそれを隠す秘密の
場所をどこにしようか家の中を
さがしていた
何処にするか迷っていたそしてやっと見つたかったのが台所の棚に宝物のミニカーの場所だった
椅子を持ってきて椅子の上に乗り
棚を開いてみた
その時すぐ奥の方になにか入ってるビンがあった
なんだろうと思い手に取りそのビンをよく見た
ビンは透明で中のものは
わからないがオレンジ色だった
気になり蓋を開けてみた
そしたらかすかに臭いがするいい匂いだったオレンジの臭いがしたほんの微かに
食べれると本能的に思ったのかビンの中に指を入れたそしてそのビンの中の物に触れ指につけ口のなかに入れた
甘いと感じた
それはマーブルのジャムだったそしてミニカーの事は忘れて母の所に行き聞いたら母は
そうねジャムよそれはパンに着けて食べる物よ食べまてみると問いかける
少年はうんと答え食べてみたいと言う
食パンにマーブルのジャムを塗ってもらい食べてみた
美味しいと少年は母に言った
うん
このジャム美味しいよ
母に少年は
お母さんは食べないのと問いかける
母はあまり好きじゃないの
貴方は好きなら食べなさいと言った
少年は母は嫌いな物を台所の上の棚の隠してたのかなと思ったりもした
少年は大切な宝物を上の棚に置こうとか隠していようと思ったのにと
その気持ちを母に伝えたら母は
少し悲しそうな表情で微笑をもらし話してくれた
あなた達の父が好きなジャムだったのよマーブルジャムって言うのよ少年に言った
あなた達兄弟でお姉ちゃんはなれないけど貴方は大きくなって結婚と言う事があったらお父さんになるのよ大きくなったらね
お父さんの意味は大きくなったらそれもわかるはと言った母お姉ちゃん達は何となくそのことを知ってるけど
少年は
お父さんは大きくなったらわかるなんだろうお父さん
母にお姉ちゃん達は大きくなったらお父さんになるの?僕だけなるの?
少年は姉達にそのことを聞いたら
それはマーブルジャムはお父さんの味のジャムだからお母さんにはあまり言わないで余り聞いたらダメと言った
お父さんになるマーブルジャムだと思った
今まで1度も食卓にマーブルジャムは出てくることは無かった
少年の頃
私は今母は父を思い思い出したくない事をしったのは成人になった時ふと思い出した
父親の存在は知らなかった幼い頃にマーブルジャムは父が好きなジャムだと思い出す。
影帽子 杏たくし @yasudataihou
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