第6話 ゴブリン軍団

俺はゴブリンの軍団目掛けてファイヤーボールを放った。俺が1つめに取得したのは火魔法1だ。まだレベルが低いからファイヤーボールしか使えないが遠距離から攻撃できるようになったのは強い。あと魔力がないから無限に発動できるのも強い。クールタイムは5秒あるけど。


先程はなったファイヤーボールはゴブリンの軍団の真ん中に行き5体ほど削れた。それからゴブリン目掛けて剣を振り10体ほど殺した。


そこからはもう奇襲じゃなくて普通の戦闘になるので俺はある魔法をゴブリンの下に放った。


「ドロップ」


いわゆる落とし穴だ。高さは2mくらいに設定しておいた。俺はこれでゴブリンの身動きを取れないようにしようと考えた。実際作戦は上手くいき、ゴブリンたちは落とし穴の下で何もすることができなくなっていた。


すると急にファイヤーボールが飛んできた。

俺はギリギリのところでかわすことが出来た。


「あっぶな」


飛んできた方を見ると杖を持ったゴブリンがいた。あいつが犯人か。その隣には少し大柄なゴブリンもいる。あいつらを殺せば俺の勝ちか。


「オラオラオラ」


俺は雑魚ゴブリンからどんどん殺していくうちにレベルが2つ上がっていたので剣術を5までにして火魔法を3にした。


「ファイヤーアーマー」


レベル3の魔法は自分に炎の鎧を着せる魔法だった。着ている本人は全く熱くない。ちなみにレベル2はファイヤーウォールだった。その後も雑魚ゴブリンを倒してようやく


「よし、雑魚ゴブリンはこれで最後か」


落とし穴にいるゴブリンは無視して俺はついにゴブリンメイジとゴブリンジェネラルのところにたどり着いた。名前は今決めた。


「ファイヤーボール」


俺は杖を持っている方に魔法を放った。すると相手もファイヤーボールで相殺してきた。そこにゴブリンジェネラルが大剣を構えて突っ込んできた。俺はゴブリンジェネラルが振り下げてきた大剣を軽くいなして反撃にでようとしたがすぐに相手の蹴りが来てギリギリのところで避けたが今度は大剣を持っていない左手でストレートをくらい俺は吹っ飛んだ。


「くそ、ファイヤーアーマー来てなかったか動けなかったな。それにしてもあいつ強すぎだろ。Eランクが戦っていい相手じゃない。」


俺はもう一度ファイヤーアーマーを使いゴブリンジェネラルに向かってファイヤーボールを放つが大剣で真っ二つにされた。


まじか、俺あいつに勝てんのかよ。


もう1回ファイヤーボールを唱えようとしたらゴブリンジェネラルが突っ込んできて大剣を横から一閃してきた。俺はジャンプして避けてゴブリンジェネラルの背後を取りゴブリンジェネラルには攻撃せず後ろにいたゴブリンメイジ目掛けて走り出した。


倒すならあいつからだ。多分アイツ倒したらレベルも上がるし。


俺はゴブリンメイジが放ってくるファイヤーボールを避けて接近する。すると後ろから凄い勢いでゴブリンジェネラルが近づいてくる。


「ファイヤーウォール」

「ドロップ」


俺は魔法を放つがファイヤーウォールは突撃で粉々になりドロップはジャンプでかわされた。やばい、このままじゃゴブリンメイジ倒す前にやられる。そしてゴブリンジェネラルがすごい勢いで大剣を振り下ろしてきたところで俺は急に後ろに突撃し剣で相手のお腹を刺した。


「はは、予想通り。」


ゴブリンジェネラルはお腹を斬られたことで一気に弱々しくなり俺はファイヤーボールを斬ったところにお見舞した。するとゴブリンジェネラルは痛みに耐えながらも突っ込んできたがスピードはさっきに比べるとだいぶ遅かったから軽く避けてからさっき斬った所をまた斬った。そこでゴブリンジェネラルは死んだ。


そのあとは簡単だった。ゴブリンメイジのファイヤーボールを避けて接近して首をはねるだけだった。


「ふーー何とか勝てたな。」

「これでレベルが2しか上がらないとか終わってんな」


やっぱりレベルも上がりずらくなるのか。


「まぁそれにしても作戦上手くいって良かったー」


そう俺はあの時ゴブリンメイジを殺すという殺気を放ちずっとゴブリンジェネラルが高速で突っ込んでくるのを待っていた。おそらこの剣じゃあの太い筋肉を斬るのは無理だから相手のスピードを活かして斬る作戦にしたのだ。何はともあれ上手くいってよかった。


そして俺は捕らえられていた女性のところに駆け寄った。


加藤雄一 25歳 レベル6

スキル 身体強化 剣術5 補助魔法1 火魔法1

スキルポイント20

持ち物銀貨5枚




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