第3話 クエスト
「ふぁーーー」
俺は陽に照らされながら大きい欠伸をして初めての朝を迎えた。
「安い宿でも意外と寝れるもんだな。
よし、今日は依頼を受けに行くかー」
そして俺は支度をしてもう一晩泊まる予約をして冒険者ギルドに向かった。
冒険者ギルドに着くと朝だからか人はあまりいなかった。
「えーとFランクのクエストは少ないな。」
あったのはスライム討伐と薬草採取、協会の掃除だった。
レベルもあげたいしスライム討伐と薬草採取にしよ。俺はその2つの紙を持って受付に向かった。するとそこには目を疑うほどの美女がいた。黒髪ロングで目はでかく眉毛も整っており顔がとても小さい。まさに絶世の美女だった。
「あ、あのこれ受けたいんですけど。」
「あ、はじめましてかな?私は受付嬢のカトレアと言います。よろしくね」
「俺は加藤雄一です。お願いします」
「ふふ、よろしく。じゃあ受理しちゃうわね」
そして俺は朝からいい気分で仕事を受けれた。
俺が向かったのは街から1番近い森だ。ここにスライムがいて薬草もあるらしい。とりあえず薬草採取からだな。それから2時間程でリュックにいっぱいの薬草を手に入れた。こんなもんか。次に俺はスライムを討伐することにした。
お、いたいた。初めて見るスライムはゲームによく出てくるスライムのまんまだった。
「よし、早速倒すか。」
俺は角が尖ってる石を拾いスライムが突っ込んでくるのを待つ。
案の定スライムは突っ込んできたので俺はかわして石で殴った。それから5回くらい殴ったところでスライムは死んだ。
「ふーーレベル0だとスライム倒すのもきついな。」
俺はその後3体のスライムを倒して最後に出会った5体目のスライムを倒した時にレベルが上がった。
「レベルが上がりました。スキルポイント10を贈呈します。」
「やったーーついにスキルポイントゲットだ。」
よし、早速宿に帰って色々整理しよ。
俺は早足で街に戻った。
「まずは冒険者ギルドに行こ」
冒険者ギルドに行きカトレアさんのところで鑑定してもらった。
「初めてでこれは凄いわね。将来有望だわ」
「ありがとうございます」
カトレアさんに褒められると凄い嬉しいな。
「はい、じゃあこれが今回の報酬ね」
そう言って渡されたのは銀貨2枚だった。
まぁ薬草とスライムでこれだけ稼げれば充分か。でも1日頑張ってこれはきついな。
「この調子で受けていけばすぐにEランクになれるわよ」
「頑張ります」
そういい俺は宿に戻った。
「よーし報酬も貰ったしスキルポイント整理の時間だー」
俺はステータスを開きスキルポイントの詳細を見た。
「へー色々あるな」
そこにあったのは火魔法、水魔法、風魔法、土魔法、闇魔法、光魔法の魔法系や、剣術1や槍術など武器を使う系にヒールや生活魔法など色々あった。どれも5ポイントで1つゲットできるらしい。
「どれにしようか迷うけど1つは決まってるんだよなー」
俺は身体強化は絶対欲しいと思ってた。現代にいた時にラノベとか読んでてもこれが1番強い気がしたからだ。
「じゃあ身体強化と剣術とるか。」
俺は無難にその2つにした。
そしてステータスを見るとちゃんと2つ取得していた。
加藤雄一 25歳 レベル1
スキル 身体強化 剣術1
スキルポイント0
持ち物銀貨7枚
これで明日からはどんどん作業効率あげていかないとな。
こうして2日目は終わった。
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