第2話 初異世界

俺は気づけば草原の上にいた。


「くそ、あの女神が。しかもこんな草原の上とかどこに行けばいいかわかんねーよ。終わってんな。俺の異世界ライフ」


そんなことを思いながら俺はこれからどうするか考えた。


「とりあえずステータスオープン」


俺は王道の言葉を言うと自分のステータスが出てきた。


加藤雄一 25歳 レベル0

スキルなし

スキルポイント0

持ち物金貨1枚


あれ、金貨1枚あんじゃん。あの女神も最低限はしてくれたか。スキルポイント制かー。多分レベルが上がったら貰えて好きなスキル貰えるパターンだよなー。てか他の人もこのパターンなのかな?違かったら俺だけ好きなスキル貰えるから普通に強くね?まぁそれはおいおい聞いていけばいいか。じゃあまずは街を探して歩くか。少し歩くと街が見えた。意外と近くに転移させてくれたんだな。それはありがたいぜ。街の門まで行くと門番がいた。


「ちょっとまて、通行証は持ってるか?」


うわマジかそーゆー系か。普通に入れると思った。


「すいません、さっきなくしてしまって。」

「じゃあ銀貨1枚だ。今度からは無くすなよ」

「はい気をつけます。」


そして門番から通行証を貰い街に入った。するとそこには見たことの無いような光景が広がっていてワクワクした。現代ではなく中世な感じがとてもいい。


「これから俺の冒険が始まるのかー、まずは冒険者ギルドだな。」


そう、真っ先にやることは冒険者ギルドに登録だ。そうしたらお金も稼げるようになる。

それじゃあ冒険者ギルドに行こうかな。


それから街を見つつ冒険者ギルドを見つけた。


「ここかー」


中に入り俺は受付嬢のところに行った。


「こんにちは。えっと初めてで」

「かしこまりました。登録ですか?」

「はい、そうです。」

「じゃあこの水晶に手をかざしてください。」


俺は水晶に手をかざした。


「これで登録完了です。雄一さんはFランクからスタートです。」


え、今のでステータスバレるんだ。これも知識として知っておこう。


「依頼を繰り返すうちに冒険者ランクが上がっていきますので頑張ってください。」

「わかりました。ありがとうございます」


それから特にガラの悪い連中に絡まれることもなく冒険者ギルドを出た。ちなみに登録に銀貨2枚取られた。


「よし、次は宿探しだな。」


今の俺の所持金は銀貨7枚だ。おそらく10枚単位で1ランクアップする仕組みか。


俺は色々な宿に行き1番安かった銀貨1枚の宿に泊まることにした。


とりあえず明日からは依頼をこなして金を集めて仲間探しとかしないとな。今日はとりあえず寝るか。こうして1日目は終了した。
















  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る