境
海野上野
境
夜は、押し寄せるようにやってきて、
瞬く間に空を染め上げる。
望んでもないような、その色に、
白ともいえない光を生む。
日の光で、我を地に落とし、皆同じように笑ってる。
境のない夜闇に生まれ、自分とは何かと問いかける。
都会の光はあまりにも強く、だれといれば我を出す。
繋がりはいつの間にか、偽りに変わり
何もなっかったように日は昇る。
誰も見やしない、その人に誰か気づいてと、誰かが叫ぶ。
新時代や信じれない人との壁に、一人取り残された自分を討つ。
皆一緒のドーナッツに真ん中に我一人。
境 海野上野 @uminoueno
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