応援コメント

第16話:滅びし神」への応援コメント

  • 倒したはずの照雲に声を掛けられたときは、正直なところ「やっぱり」と思ったのですが、まさか、体が倒れたままとは思いませんでした。そこに、ドッキリしました。想像すると、怖いです。
    そして、更に驚いたのが、「今のうちに、止めを刺しておくことを強くお勧めします」という言葉。何も言わずに回復を待てば、油断した影狼を討ち取ることは可能なはずなのに。
    やはり、「負けた」ということは、武士にとって、けじめということでしょうか。――なんてことを思いながら、読み進めていくと、先祖の話が出てきて……。
    とどめを刺さなくても自分を動けなくする方法まで教えてくれたときには、何故、そこまで? と思ったのですが、時代の終わりを感じていたわけですね。嫌な敵だったはずなのに、認めたくなってしまいます。

    一方、景虎のほう。
    やっぱりというか、なんというか。牙門は、ここで更に粘る……。
    賭けなんて無視したほうが良いような気がするのですが、景虎なので、どうなるか。
    なんとも、うーん、です。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!
    照雲、しぶといです。
    当初は止水ノ太刀が効かないという鬼畜設定でしたが、流石に手に負えないので「超回復」の方向で調整しました笑
    首の気を断たれたダメージは大きく、影狼を騙し討ちにできるほどすぐには回復できませんが、照雲は影狼が去ったあとで神兵を再起動させることもできました。
    それをしなかったのは、やはり敗北という結果が響いているんだと思います。
    ミシャグジの力を信奉する照雲にとって、影狼に力負けしたことは衝撃的でした。この時点で、照雲の勝利への執着は消えました。力によらない勝利は彼にとって無価値なものです。
    これは武士というよりは、神官――神に使える者としての矜持なのかもしれません。

    勝利に対してドライで、結果を素直に受け入れた照雲と対照的なのが、主君の牙門です。
    この期に及んで、まだ何か企んでいるようです笑