💔実験★動物★反逆★日記💔 世界を裏で牛耳る榎本 毅の魔科学人体実験研究所の実験体のオレは、仲間とともに、闇を暴いて、真相に迫り榎本をコテンパンにやっつけ、ミルカと幸せな日常を取り戻す(/・ω・)/!
14 機械人形のソフトウェアをインストールする、千代さんと話す。
14 機械人形のソフトウェアをインストールする、千代さんと話す。
次の日の朝、僕は早めに起きた。
朝の三時だ。
パソコンをバッグの中に入れて、
専用のソフトウェアをインストールするためである。
スマホは、黒世さんに拷問されるとき、なくしてしまった。
服も、財布もなくしてしまった。
スマホはまだ契約していたので、千代さんと契約解除に行く必要があった。
なんと説明すればよいのやら。
「
「ああ。朝から
吉兵衛さんは、朝早くから、お寺の庭の
「なんだい。今、
「へへへ。吉兵衛さん、機械人形の身体のソフトウェアをインストールしてください。お願いしますよお。」
機械人形のソフトウェア。
企業秘密の
「だろうな。にしても、朝三時ははやいね。」
吉兵衛さんは、水遣りを終えると、寺の中に入っていった。
僕は、吉兵衛さんの後をついていった。
「PCを横に置いて。」
吉兵衛さんは、例のごとく、寺の
吉兵衛さんのPCの横にPCを置いた。
「メールアドレスを教えてくれ。」
僕はメールアドレスを教えた。
「じゃ、ソフトのファイルデータを送るよ。」
メールを開き、ソフトをインストールした。
「ま、ソフトは、一見、どこにでもある、ゲームソフトにみえるが、中身はまるで違う、利用するのには、さらにパスワードと、秘密の答えがいるって
18文字か、かなり
さらに、長い、秘密の答えまで必要なのだ。
僕は、ソフトを開くと、秘密の答えを入力し、パスワードを適当に入力し、メモを取りました。
「パスワードのメモを大事にとっておくのじゃぞ。」
「はい。けれど、なくしちゃいそうで怖いです。」
「機械人形の身体に入れておくのはどうじゃ、二個メモを用意しておいてもよいじゃろうなあ。」
ふうむ。
僕はメモを機械人形の胸ポケットに入れた。
控えにもう一つメモを取っておいた、家の部屋の引き出しに鍵をつけて入れておこう。
「用事は済んだかね。はやく、帰り給え、今日は学校だろう。」
「はい。」
時計をみると、時刻は朝、四時過ぎだった。
一時間ほどかかったらしい。
「ありがとうございました。朝から。」
「ああ、まったくだ。学校、は楽しみかい。」
「はい。」
「いってらっしゃい。」
僕は、
千代さんが起きる前に家に帰らなくちゃならない、千代さんはいつも朝の五時半に起きる。だから、あと一時間ほどで家に帰って、部屋に入る必要があるのだ。
こっそりと、家の
無事、みつかることなく、部屋に帰れたようだ。
千代さんは、まだ寝ている。
机にノートPCを置き起動させると、 早速、パスワードと秘密の答えを打ち込み、ログインした。
ソフトのデータは、外付けの、SSDに保存してあので、どのPCからでもログインできる。
ノートPCの他に僕はデスクトップPCを一台持っている。
千代さんが、僕のPC好きなことを知って、買ってくれたものだ。
千代さんは、いったいなにの仕事をしているのであろうか、僕はわからないし、知らない。
家に帰る午後六時頃には、もうすでに、家にいるし、朝出る七時頃には、まだ家にいるのだ。
いったい、何で稼いでいるのか
PCをカチカチと動かしていることは知っているが、いったい全体、どうやって稼いでいいるのであろうか。
プログラマーかな、ライターかな、
秘密なのだという。
一応、片田舎の町で二階建ての庭付き
ノートPCでの動作を確認したのち、
デスクトップPCでも、SSDをさして、ソフトを試してみる。
「よし、使える。」
デスクトップPCのモニターに、機械人形の
現在の
ソフト内のお知らせ機能により、機械人形の状態や、電池の残り量が、テキストで、表示できる機能もある。
機械人形の制御プログラムもある、
パラーメータが随時、休むことなく、動いている。
脳の
感触も、痛みもあるのだ。
だが、
機械人形のプログラムは
身体と共存しているのだ。
次世代のテクノロジーだ。
現代社会に、あるとは思っていなかった。
漫画か、アニメの話だとばかり考えていたが、あったのだ。
公には知られていない、進んだテクノロジーがあったのである。
「バカみたいな話だ。」
友達や、千代さんに話せば笑い話にされるだろう。
ミルカは真剣にきいて本当にするかもしれなかった。
ミルカは、頭が他とは違う、異常にキレる、一つ抜き出たものがあるのだ。
「いずれにせよ、誰も巻き込むのはいやだ。」
秘密だ。
知っているのは、僕と、吉兵衛さんと、得手ノ坊さんの三人だけ。
ほかの人を、絶対に巻き込みたくはない。
絶対に巻き込みたくないのだ。
ソフトを
「ぴぴぴぴ ぴぴぴぴ ぴぴぴ 。」
千代さんの目覚まし時計の音が聞こえる。
千代さんが起きる時間だ。
「そうちゃん、ご飯よー。」
数十分後、千代さんが僕を呼ぶ声がきこえた。
朝ご飯だ。
千代さんのつくる、ごはんは、どれも味が濃い。
だから、僕自身も濃い味の料理が好きになった。
千代さんの料理は、店にでも出せるレベルでおいしい。
朝ご飯を食べる。
スマホを紛失したので、解約に行く必要がある。
今日は、木曜日だから、二日後の土曜日に、自分のスマホのキャリアのある、ショップに行けないだろうかと考え、言った。
「千代さん、僕、実は、スマホを
千代さんは、すぐに言った。
「ええよ。今週の土曜日にでも行く。」
ごめんなさい。という気持ちになった。
お金もかかるし、手間も取らせてしまうのだ。
僕の様子をみかねて千代さんは言った。
「
「ごめんなさい。ありがとう。」
よかった。千代さんが育て親で。
体育の授業があるのだが、うまくやれるか少し心配だ。
「よし、行くか。」
時刻は、七時を過ぎようとしていた。
「行ってきまーす。」
「いってらっしゃい、そうちゃん。」
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