💔実験★動物★反逆★日記💔 世界を裏で牛耳る榎本 毅の魔科学人体実験研究所の実験体のオレは、仲間とともに、闇を暴いて、真相に迫り榎本をコテンパンにやっつけ、ミルカと幸せな日常を取り戻す(/・ω・)/!
2 クズで死刑予定の父に生まれてはじめて、会いに行く。
2 クズで死刑予定の父に生まれてはじめて、会いに行く。
「で、行くんだな。ムショに。
僕は、今日11月12日 ムショにいる、実の父に会いに行くことにした。
父は僕を僕とは、気づけないだろう。
生まれたときでさえ、父はいなかったのだ。
世界には、当然、父親がいて、母親がいて、両者が、良い人で、幸せな家庭で育っている人がいる。
僕には、
けれど、僕には
知らないふりをしていた。
千代おばさんが、血のつながった親でないこと、別に親がいること。
実の親は、
見たくなかった。
だから、見えないふりをしてきた。
ムショに付くと、
「027番、面会だ。」
番号で管理されているのだ。
思わず、目を
汚い。
はしたない。
最低、最悪の、クソジジイじゃないか。
僕の、実の親が、これ だなんて、信じたくないし、思いたくもなかった。
「俺になんかようか、みない顔だが、若けえな。学生か。」
まだ中学生である。
「中学生です。」
「中学生が俺になんの用だ。
汚い黄色の折れた
気色の悪い、猿だ。
「私が、誰だかわかりませんか。」
じっと、みた。
「さあねえ、しらねえな、おめえみてえな奴は。俺はもうじき、処刑さ。さよならだ。」
やっぱり、わかるはずもない。
「どんな悪いことをしてムショに入ったのですか。」
私は、
「俺は、レイプしたんだ。百人以上の女にレイプをな。ゲシシシ。
クズだ。
最悪だ。
こんな奴に子供だと認定されるのは、地獄だ。
さっさと死ねばいい。
「怒っているのか。俺の子供なようだな。かわいそうによ。失望しただろ。にしても、自殺せずによく、立派に成長できたものだな。凶悪な親を持った状態でなあ。母親も碌でなしなんだろ。」
「ひひひ。ゾクリとするだろ。へへへ。」
犯罪者だ。
死刑にするべきだ。
僕にだってわかる、殺すべきであるということが。
「どうして、人の嫌がることをするのですか、法律を犯してまで、
男はもの珍しそうに、私をみた。
「御前、よくみると、あの女に似ているな。どうしてだろう。俺がどうして、
あの女とは、誰の事であろうか。
「あの女とは誰の事ですか。」
急に、静まりかえって、
思いつめた様子で、暗く
「俺は、俺は、俺はあああああああああ。」
男は、檻の
ひどい
「ぶはあああああ。おろろおろろろろろ。ぼへええええ。」
男は、涙を流した。
血の涙だ。
苦しみの泣き声きこえた。
確かに、温かみのある人間の泣き声であった。
「ごめんなさい。許してください。ごめんなさい。」
男は意識を失った。
「一体、どうしたのでしょうか。」
監守は、私をみると、何が何だかわからないといった様子で、ポカンと宙をみつめていた。
こりゃだめだと思った私は、監守に言った。
「ボーとしてないで、報告したらどうですか、明らかにおかしいですよ。」
「たしかに。」
監守は、腰のポーチから、
「どのみち、処刑される命だが、処刑されるまでは、生きてもらわないと困る。」
難しい話だ。
処刑される前に、急な
「
「できないんだよ。爪はがしも、舌切りも、
ドライな人だと思った。
監守は意外にも、冷たくて、他人に無関心な人ならしい。
「へえ。
「まあ、ねえ。でも、優しさとか、最低限の
まともな、人ならしい。
「ただ、まあ、急に、彼が
「ああ、あれは、私も驚きました。」
とまあ、
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孕む・・・
悪寒・・・全身がぞくぞくする不快な寒気。
自傷行為・・・意図的に自分の身体を傷つけたり、毒物を摂取すること。
監守・・・囚人の監督、監獄事務の職員。
オカマ・・・男性同性愛者や、女装趣味の男の
検察官・・・法律に反した事件を調べ、裁判にかける人の事。
起訴・・・裁判にかけること。
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