第20話 色々ジョブチェンジ

 先ずは鍛冶だ!

 鍛冶のジョブは鍛冶・採掘・精錬が得られるって聞いた。


 それとおっちゃんのアドバイスによれば、もし将来魔剣を打つなら、付与を得た方が良いと。

 魔剣て。

「まあ魔剣は普通の剣とは造りそのものが違うから、あんちゃんにどうかと思うが、今はポイントもあるし、もっといた方が何かといいぞ。但し付与師は付与しか上がらんがな。」


 付与って色々使えるらしい。

 まあ道具や武器などに何かしらの魔法の効果を取り入れるのに必要なんだとか。

 例えば炎の耐性が向上する防具。

 重量軽減の剣。


 これで言うなら防具だとは火魔法が、剣は・・・・重力魔法?

 よくわからん。

 重力魔法や、空間魔法は無属性と言われるらしい。

 あと身体能力の強化なんかも。


 取り敢えずポイントは無理に全部使わず、必要なのを取得し、後はゆっくり考え必要と判断した時にでも取得すればいいだろうと。


 そしてポイントは、魔法に関してはものすごく使うらしい。


 ひとつの魔法のレベルを10にあげるのに550ポイント。


 もし沢山の魔法を得ようとすれば、相当ポイントが必要。

 悩むな。


 他にこれと言ってほしいスキルもないし、いったん生産系はこれぐらいにし、万が一を考え戦闘系と魔法を取得しよう。


 結果 鍛冶師と付与師を取得。

 鍛冶・採掘・精錬・付与。

 だが元々鍛冶があったし採掘も取得済み。

 なので今回は精錬と付与。あれ?精錬と精製は何が違うんだっけ?

 一気にスキルが増えてしまってこんがらがるぞ?


 この時点で残り4197ポイント。


 次にいよいよ戦闘職。


「何もないなら戦士がいいぞ。」


「何故戦士なんだ?」


「剣術と身体強化が得られる。そうそう、盾術も得られるんだ。それと投擲士もお勧めだ。」


「投擲士ってなんだ?」


「物を投げる職業だ。まあこれを職業というのはちょっと疑問だが、ナイフを投げたり、スリングなどを投げたりするのに大いに役立つ。ぶっちゃけ石っころを投げるのにも有効だ。ただ投擲士と言っても投擲スキルと後はあれだ、命中率向上という戦闘時に役立つスキルを得られる。」



 結局戦士と投擲士を取得し、剣術・盾術・身体強化・投擲・命中率向上

 を得た。


 残り3097ポイント。


 じゃあいよいよ魔法?

 そう思ったら、おっちゃんが

「どうするあんちゃん、魔法も覚えておくか?」


 ポイント足りるのだろうか?


「出来れば魔法も覚えておきたい。ここで覚えられるのか?」


 確か魔術師ギルドとかそんなのがあったはず。


「本来なら魔術師ギルドに行かねえと厳しいが、それは問題ない。ちょっと待ってろ、呼んでくる。」


 呼んでくるってなんだ?

 そう思ったがおっちゃんはあっという間にどっか行った。あ、受付のねーちゃんと話してるが、あのお姉さんが来るのか?


 俺が買い取りの時にお世話になってるお姉さん。

 何故かベテラン冒険者は寄り付かないが、超絶美人とだけ言っておこう。


 しばらく様子を見ていると、やはりというか受付のお姉さんがやってくる。

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