辱め①(※)

「痛い事なんてしないよ。ただ、君の事を観察させて欲しいんだ。」


"隅々までね"と付け足すと、男はいきなり部屋の電気を明るくした。


「や、やだ!消して下さい!」


全裸で拘束され、体を隠せない状態で部屋を明るくされて、ただならぬ羞恥心でおかしくなりそうだった。


「だめだよ。明るいところで見たいんだ。お金が欲しいんだろう?」


男はかなり興奮気味で、前回会った時とは別人のように高圧的な口調だった。


男の手が僕の頬に触れ、ビクッとしてしまう。


「ニキビ一つないキレイな顔。目はクリクリして大きくて、唇はピンクで薄い。鼻筋も通っている。可愛い顔をしているなぁ、本当に。」


「…ッ」


顔をまじまじと見られ、しかも事細かに解説され、全身から火が出そうだった。


「少し高めの可愛い声が出る、細い喉。男の子とは思えない華奢な肩幅。」


「や、やめてください…」


僕は小さく呟いたけど、聞いてもらえず、男の指と目線が少しずつ下がっていく。


恥ずかしさを必死で堪えていると、突然、右の胸の突起を摘まれた。


「あぁ…っ」


思わず声が出てしまった。


「はは、可愛い声だね!感じちゃった?可愛い乳首だなぁ。乳輪も小さくて形もいい。キレイなピンクが白い肌に映えるな。」


「や、やだっ」


間近でじっくり観察されて、恥ずかしすぎて泣きそうになる。


そんな僕をよそに、男は両方の胸の突起を摘まんできた。


「やぁん、やだぁ…っ、あぁっ、さ、触らないで…っ」


思わず、胸をのけぞらせてしまう。


「いやらしいねぇ。こんなに小さくて赤ちゃんみたいな色をした乳首なのに、ちょっと弄るとすぐ感じてしまうんだねぇ。」


揶揄するような言葉にまた羞恥がこみ上げる。


「ほら、もうぷっくりと尖ってきた。」


「いやぁっ、あん…っ、ぁ、こすらないでっ」


引っ張られ、指の腹でこすられて、体に甘くしびれる電気が走り抜けた。


下腹部に熱が集まっていくのを感じた。

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