第12話 何がとは言わんけど、デカイ!
「ん……んん………あっ。………ああっ!……ん?」
俺は一体……………。確か、叔父さんに毒を、打たれて……腹が痛くなって、腹を下して、猛獣を出したけど実はソイツは双子でもう片方の猛獣を解放してそれから、宙を飛んだんだった。
腹下しで飛ぶってなんだよ。それがあの毒の効果ってことか?でも叔父さんは五分で身体がドロドロに溶けるって、腹を下すなんて、言ってたか?
ーーゴシッ、ゴシッ
さっきからなんだか身体を洗われてる?
「アッ」
下半身の方に快感を感じて、思わず喘いじゃったよ。男の喘ぎ声なんて誰得だよ。BL好きには得だな。
「あぁ、目が!?目がぁ!?」
目を開けようとしたら目が沁みた。こ、これまさかシャンプーか!?
「だ、大丈夫ですか!?」
「目は開けられますかぁ?」
ーーバジャー
今度は顔にお湯を掛けられて目を拭われると声を掛けられた。それも若いお姉さん二人の声だ。
「こ、これは……!?」
まだ沁みる目をなんとか開け、見えた光景はなんとメイド服を着た若い美女二人の顔だった。で、デカイ……!なんて大きさなんだ……!何がとは言わんけど、デカイ!
こ、これはなんてソーププレイ?
美女達はボディタオルを持って俺の顔を覗き込んでいた。
「貴女達は一体、誰ですか?」
「私達は月神家侍女。私の名前は沙霧」
「同じく、椿です〜」
真面目そうな女性が沙霧さんで間延びした女性が椿さんか。
「えーっと、なんで俺はこんな事に?てかここは……浴場?」
自分の身体を見ると全身泡だらけで、俺達が今いる場所は温泉の浴場?みたいな場所にいた。
「私達は当主様に甥子様である護助様を洗う様任されました」
「当主様に〜、呼ばれて来てみたら〜、護助様とても臭くて汚かったんですよ〜」
臭くて、汚い……くっ、思い、出した。確か俺は猛獣を解放して、あの拘束された部屋に猛獣を撒き散らしたんだ!
「あー、えーっとすみません……」
「気にしないでください。仕事ですので」
「大丈夫よ〜。偶にこんなことあるから慣れてますからね〜」
彼女達はそう言って、沙霧さんは俺の頭を彼女の太腿に乗せ上半身を洗ってくれる。椿さんは下半身を洗ってくれる。偶に椿さんが俺の下半身を洗ってる時に「あらっ?可愛い〜♡」なんて言ってニヤニヤしている。
天使かな?いや女神かな?こんな美女達に全身を洗ってもらうなんて羞恥心はあるが嬉しさもある。これなら何度でも腹を下してまたしてもらいたいな。
えっ?「人として恥ずかしくないのか?」って?……………。
黙れ小僧!お前にモテない事を拗らせた男の気持ちがわかるか?モテる事もできず、モテる事を諦める事もできない。そんな男を貴様らは救えるか!?
なんて妄想をしてると、
ーーキュィ
そんな音がして、音がした方を見てみる。
「ん?やっと目を覚ましたか」
そこには木を囲ったガラスのドアを開けた、おそらくサウナから出てきたであろう、蒸気を出している叔父さんがいた。
「で、デカイ……」
俺は叔父さんの顔を見ていたがすぐに視線が下の方の向かってしまい、それを見て思わず呟いてしまった。
何がとは言わんけどデカイ!俺も、将来アレくらい大きくなりたい!
ーーーーー
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