第12話 ギルドマスター
言われたとおり、俺はギルド3階にあるギルドマスターがいる部屋に行った。すると、
「君がタイガくんかね?」
といきなり話しかけられた。みると筋肉隆々の大男が笑顔で話しかけてくる。正直怖かった。
「はぁ…確かに俺がタイガですが…」
と言いつつ俺は先生に聞いてみた。
「(先生、相手のステータスとか見れないのか?)」
《賢者の知識:『鑑定』スキルなら見ることができます。しかし、相手が『隠蔽』スキル持ちですと前に言ったように隠される可能性がありますが…》
「(なるほどね)」
そう言って俺は『鑑定』をギルドマスターにかけて見る。すると、
サンドン・ゾスター Lv34
職業 ギルド
体力 3213
攻撃力 4120
防御力 5380
素早さ 1020
魔力 720
《スキル》
体術
棒術
重装甲
「(先生、これって…)」
《賢者の知識:『隠蔽』スキルが効いてますね。これ以上の情報はもう…》
「さて、じゃあ君が見たものをもっと詳しく教えてくれないのかな?」
「あ、ああ。教えます。まず聞きたいのですがあれって危ないんですよね?」
「勿論だ。簡単な話しか聞いてはいないが、おそらくはあの洞窟自体が危険域に指定されるほどのな」
「…!そんなレベルなんて…」
と言いつつも俺は、ギルドマスターのステータスをひたすら探っていた。すると、
《メッセージ:スキル『鑑定』がEXスキル『神鑑定』に進化しました》
といったことが聞こえた。まさかこれって…
《賢者の知識:はい。おそらく『隠蔽』に抵抗できるスキルに進化したのでしょう》
「(なるほど…)」
といいつつ俺はもう1回ギルドマスターを『神鑑定』で見る。すると、
サンドン・ゾスター Lv138
職業 ギルド
体力 13251
攻撃力 41625
防御力 46173
素早さ 7120
魔力 2876
《EXスキル》
アイテムボックス
真・体術
真・棒術
《スキル》
鑑定
重装甲
隠蔽
「(先生…)」
《賢者の知識:これが本来の彼のステータスということです》
「じゃあ早速洞窟のこと詳しく教えてくれるかな?あ、ちなみに私はギルドマスターをしているサンドンという」
「サンドンさんですね。よろしくおねがいします。ではまず何があったかを…」
そういったことから、ギルドマスターと俺との話し合いは始まったのだった。
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本編で説明できなかったのでこちらでサンドンのスキルの解説をしたいと思います。
体術…手など生身で攻撃すると攻撃力と防御力が一時的に上がる
真・体術…体術の進化スキル。攻撃に魔法属性の攻撃を付与できる。魔法属性はランダムで決まる。
棒術…棒関係の武器を使うと攻撃力が増加する。単純な攻撃力ならば体術スキルより上。
真・棒術…棒術の進化スキル。棒に魔力を乗せることで攻撃力が一時的に10倍UPする。さらには真・体術スキルと同様、魔法属性を攻撃に付与できる。
重装甲…装備にある程度の防御能力を付与する。
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