その3

 漆塗りの扉を開き、鈴の音が店内に響き渡る。

 店員の元気とは言い難い、しかし店の本黒檀を潤沢に使用したシックな内装には相応しい声音の挨拶に軽く手を上げると、切島達は店の奥を目指す。

 窓からは可能な限り距離を置き、万が一構成員が付近を通過しても気づかれないように。雰囲気作りの一環として照明を絞っているとはいえ、外から覗けば隣接する席の顔程度は識別可能。故に近場の席を嫌って足を進める。


「お冷をどうぞ」


 結局、腰を下したのは店の最奥。

 カウンターを曲がり、厨房に程なく近い箇所に設けられた席に、顔を合わせるは少年少女。

 店員がエボニー製のお盆に載せたグラスには、溢れない程度に注がれた清水。

 無剣は乱雑に手を取ると、浴びるようにグラスを傾けて喉を潤す。店の雰囲気としては非推奨であろう仕草だが、ここまでの道程を知っている切島に咎めるつもりはない。

 一方、切島はメニューと睨めっこしつつ空いた手で携帯端末を操作。

 打ち込む文面は至って単純。


『シューティングクロウってカフェで無剣と待機してる。ここで合流しよう』


 メニューを乱暴に手放すと、切島もグラスに口をつける。

 水分を欲して久しい不毛の砂漠を潤す一杯は、値段をつけないことこそが高級感の証だと言わんばかりに爽やかな喉越しを切島に与えた。

 ふと、時計を一目すれば、短針が指し示す数字は二。

 事務所を出た時間の都合もあり、空腹を満たすべきタイミングを逃しつつある。


「なんか食うか?」


 カフェでお出しされる料理というものは、往々にして割高で量に乏しい。

 元々飲食を主とした訳ではない施設故か、もしくは敢えて値段を適正よりも吊り上げることで手の届かない高級感を演出するためか。

 いずれにせよ、花より団子の感性を持った人物には少々割に合わない店として認識される。


「えぇ、そうですねー……?」


 多彩な料理が提示されるメニューを指でなぞり、無剣は首を傾げた。

 情緒を添えてだの秋のシベリア風だの、一流レストランで往々にみられる曖昧かつ一目しただけではどのような料理か判断し難い名が多く、食指が働かないのだ。


「そうですねー……だったら、このなんたらかんたらサンドイッチにしようかなー」

「あぁ、そう」


 無剣の注文が決まり、メニュー表の側に設置してあった呼び出しボタンを押す。

 暫くして注文を聞きにきた店員に彼女の注文したいメニューを伝え、次いでにお冷の追加も求める。

 トランプの傍らに食べられる料理が起源とも言われているサンドイッチ。当然、事前にタネの準備さえしてあれば、調理もまた容易。


「お待ちどう様。潮風に吹かれた娼婦風サンドイッチです」


 少女の前に置かれたのはツナマヨにスクランブルエッグ、そして微かに唐辛子をまぶしたサンドイッチが三切れ。注文から待たされた時間は、僅か数分にも満たない。

 調理師の手腕に感心する切島を他所に、無剣は待ち切れないと真白で繊細なパンを掴むと、押し出された具材に目もくれずにかぶりつく。


「ふぁぁ、舌がピリッとして美味しいー……!」

「おぉ、そりゃ良かった。

 とりま、飯を食ってからでいいが今後について話がしたい。鵜飼が来る前に少しでも方針を固めておきたい……たまには社長っぽいことしないと煩いんだよ、アイツ」

「は、はい……」


 ベレー帽を外した切島の空気に圧されてか、美味に舌鼓を打っていた無剣も調子を数段落とす。それでも飯を食べるだけの猶予を与えるのは、彼女の体調を慮ってか。

 空腹は最高のスパイス、という格言を残したのはいったい誰であろうか。

 実際に腹を減らしていた少女は、己が身を以ってそれを堪能していた。時間に追われてさえなければ、貧乏舌なりに一噛みごとの味を楽しんでいた所なのだが。

 眼前の皿を速やかに片づけると、無剣は片膝をつく少年と改めて向き直る。


「ひとまず三平会の助力はもう受けられないだろう。

 お前のせいで俺らは完全に騙し打ちをした形になってる。尤も、あの狸爺はそうなるように誘導した節があるがな」

「……」


 彼女の事情を把握していたかの如き口振りに、露骨なまでの挑発。

 何も知らぬにしては不自然な地雷の踏み方にあの悪辣な表情を考慮すれば、騒動を引き起こすための意図的な所業と読むのが自然。ましてや、万が一の想定にしても過剰な人数の構成員を部屋の外に配置していたのも予想を確信へと後押しする。

 事は澪音人材派遣も関わる大事だが、現状では無剣の依頼中に解決しない事象であるという程度の認識で構わないだろう。


「そしてこれは、事件に繋がる一筋の希望を無くしたことも意味する。現段階の有力な情報源を失ったんだから、理解はしてくれるよな」

「そ、それは……」


 震える声は音を最期まで紡ぐことが叶わず、ただ首肯することで意志を示す。


「情報は鵜飼にまた一から調べさせるでいい。奴はハッキングにも長けてる、半年前なら近場の監視カメラなり何なりに映像も残っているだろうしな」

「……」

「何せ鵜飼家は野心家揃いらしくてな。うちのも事務能力はびっくりする程早い」

「あの……」


 自慢げに語る切島へ、強烈な違和を覚えた無剣が口を開く。

 三平会本部での活躍こそマフラーをたなびかせて、文字通りの獅子奮迅を魅せていた。だが、そもそもとして彼に社長としての技能があれば、鵜飼が巻き込まれる事態にならなかっただろう。

 分業体制にしても極端な、どこか歪な切島相談事務所のやり口に今こそ、口を挟むべきだと判断したのだ。


「切島さんがもう少し社長らしくあればいいのでは……?」

「あー、それ言っちゃう?」

「言っちゃいますね。せっかくの機会なので」

「うーん、それなぁ……」


 指摘自体は正論、という自覚があるのか。切島は頭を掻く。

 言うべきか言わざるべきか。

 逡巡に口が上下に開閉するも、やがて意を決したように一度唇を閉じ、改めて開く。


「なーんつうか、やろうって気にならんのだよなー。

 普段の鍛錬とか、墓参りなら日課として習慣づいてんだが……他のことはびっくりする程やる気がせん」

「やる気がせんって……」


 呆れてものも言えないとは、このことか。

 凛とした声が反論を告げる。


「やる気の問題ですか。そもそも、あんな子供を極道本部へ送らなきゃならない状況は異常ですよ」

「そりゃあ、そうなんだろうがなぁ……こう、体質? 性格? 的な問題があります、的な?」


 肩を竦め、冗談めかして舌を出す様は仮にも一企業を統べる者としてあまりに不適合。

 声を荒げぬ理由など、彼女自身が社長職に詳しくないこととあくまで依頼している立場だということの二つに過ぎない。

 そう、彼女に社長職の経験などない。


「あー、そうですかー……」


 故に、会話が成立しないとなれば最早呆れと共に嘆息するしかない。


「それによー、一夕一朝で鵜飼に追いつくってのは無理だぜ。代役なんて無理無理」


 釈然としないものはある。

 だが、あまり二人の関係に踏み込む必要もあるまい。

 なれば、残された時間は鵜飼が到達するまで美味を堪能するまでのこと。

 無剣は再度メニュー表を掴み、難解な表現を繰り返す文字列から次の興味を引き出した。


「んお、連絡か」


 机に置いた端末が揺れ、間の抜けた声を上げて切島がタップすると画面を表示。

 案の定というべきか、相手は鵜飼。

 画面に表示された文字列を一瞥すると、席を立つ。


「どうしたんです?」

「あー、ちょっと電話」


 次に頼む料理を決定したのか、店員を呼ぼうとしていた無剣が切島を呼び止める。尤も彼女に聞かれないようにしろ、と鵜飼に指示をされている以上は実行せざるを得ない。

 冗談めかして手を振ると、軽薄な笑みを浮かべて近場のトイレへ踏み込む。

 個室を一つ一つノックしていき、無人であることを確認。

 客足は極端に盛況という程ではないが、かといって全く人が訪れないとも限らない。そも、無剣から極端に目を離す訳にもいかないだろう。

 連絡先から鵜飼の名をタップし、電話。


「どうした、鵜飼。手短に頼むぞ」

『それもそうですね。これはどちらかというと鵜飼個人の疑問なので、簡単に答えてくれれば結構です』


 必然性の薄い、状況を無視した前置きは鵜飼にしては珍しい。


『単刀直入に聞きますです。何故無剣裂にそこまで拘泥するのですか』

「拘泥……? そんな風に見えるか?」

『はい。鵜飼の目には異質な程にです』


 切島唯之介は能動的に活動する意欲に乏しく、誰かからの指示を受けて始めて動き出せる。一度指示を出してしまえば多少の応用が効きこそすれど、それもたとえば依頼人を守るために活動をする程度。

 にも関わらず、どうにも今回の依頼人である無剣に対しては妙に入れ込んでいる節がある。

 依頼の完全前払いを許容したこともそう、制服の回収に然して不満が窺えなかったこともそう。

 理由がないならないでも構わないが、とにかく切島当人から答えを引き出したい。

 どうしてなんですか。問いかける鵜飼の様子に、当事者は顎に手を当てて首を傾げる。


「そうだな」


 脳裏に過ったのは、無剣家を訪れた際に掴んだ写真立て。


「唯花が、重なって見えたんだよ。一瞬だけどな」

『妹さん……でしたですっけ』

「あぁ、流石に気のせいだろうけど。でも、呟いたってことはそういうことだろ」


 背後の壁に寄りかかり、切島は頭上を見上げる。

 天井から降り注ぐ人工の光が眩く、思考を纏めるには丁度良かった。


「それか、なんとなくなんだが……唯花が頼んだんじゃ、とも思うんだよ」



 三平会本部。

 切島相談事務所の面々を迎撃し、樫屋の一時の愉悦を満たしたはいいものの、代償として部屋の一角を中心に災厄が吹き荒れたにも相応しい惨状と化していた。

 人員の被害も著しく、招集した幹部格を中心に死傷者が多数。大広間は彼らへの応急処置と手配した闇医者でごった返している。

 無論、構成員の中には比較的軽傷の者や予備戦力として温存されて無傷の者も少なくない。

 彼らがやることと言えば、周囲への警戒と医療器具の調達、並びに相談事務所の面々の捜索。そして──


「おい誰だよ、池に拳銃チャカぶっ放した節穴はよぉ。鯉死んでんじゃねぇか」

「地面も抉れまくりだ、もっと上手く狙えっての」

「土持ってきてくれ。埋める分が足りない」


 被害を出した本部の修復。

 築地塀の修復など、素人が手を出す訳にはいかない部分は一時的に放置でいいとしても、地面を穿つ穴や乱暴に開けられた紙障子ならば玄人を招くまでもない。

 三平会が財政難かといえば首は横に振られる。むしろ暴力団対策法──いわゆる暴対法に於ける指定暴力団に指定されている極道組織の中では潤沢な資金を抱えてさえいる。これは関東和平連盟が関西極道への牽制として重要な役目を果たす三平会への出資を惜しまないことも関係していた。

 ならば何故、お抱えの業者に話をつけることもなく後始末を構成員に行わせているのか。

 それはやはり、組長である樫屋の気紛れ。


「はぁ……組長の気紛れにも困ったもんだよ」

「だな、俺達は学祭やった後の学生かっての」


 普段は正門の門番という極めて重要な役割を承っている牛頭と馬頭も、今回ばかりは土弄りを生業としている。

 事態の一部始終を、二人は周知していた。

 というのは、事実と多少の差異を生じさせるか。

 事前か事後かの差はあれども三平会構成員の内、本部務めの人間は等しく周知している。

 澪音人材派遣経由で足を運ぶ切島相談事務所の面々と事を交える、と。

 理由などない。精々、自らが仕える主たる樫屋都黒が矛を交えろというのが理由。


「結果、構成員に死傷者が出て。幹部も相応の傷を負いました、と」

「これで満足してくれたかね。組長も」


 敵は一目散に逃亡を選択し、そも実戦力は社長単騎。

 マトモな戦、というには全てが不足している。

 これで贄が足りないと言い出せば、いよいよ澪音人材派遣にまで手を出しかねない。ただでさえ経由した話を滅茶苦茶にしたのだ、理由なき交戦は控えたいのが一構成員としての感想である。

 尤も極道組織の一員であるという自覚は強いし、組長の樫屋には多大な恩も感じている。もしも彼が望むのであらば喜び勇んで先陣を務め、敵対者を血祭に上げてみせよう。

 心中を占める不満の原因は、樫屋の気紛れ気質よりもむしろ、その元凶。


「そもそもよー、今回の話って確かアレだろ。半年前の強盗殺人事件のことだろ」


 先に切り出したのは牛頭か、それとも馬頭か。


「アレって一道の暴走だったよな。なんでそれを俺達が尻拭いしなきゃならないんだよ」

「そうそう、奴がガキ一人殺し損ねたせいで警察からの調書が面倒だったヤツ。そっちも組長が揉み消すのが大変だったって言ってたぜ」

「いくら若頭だからってやりたい放題が過ぎるだろ、そもそも堅気に手を出すのは組長も禁止──!」


 突如、頬を突き抜ける鋭い激痛。連なる強烈な衝撃が牛頭の肉体を弾き飛ばす。

 吹き飛んだ相方を目で追って馬頭が振り返れば、そこには一人の男が直立していた。


「おーい、なに人の陰口叩いてんだ。天国行けねぇぞ?」


 下降部に対して裏拳の姿勢で静止した男。

 肌色は褐色寄りで、灰のスーツの下にはありのままの肉体を覗かせた開放的な服装。黒のズボンに革靴と、他の部分は一構成員と遜色ないだけに一部分の乖離は一層際立つというもの。首の辺りまで伸ばした栗色の髪を端だけ僅かに跳ねさせ、左右で瞳孔の大小もズレが生じている。

 だが彼を一層際立たせているのはやはり、額から後頭部に沿って抉られて不毛の大地へ変貌した皮膚であろう。


「ひ、一道……!」

「牛頭ッ」

「さん、だろうが。目上への態度も知らねぇのか。主もお嘆きだ」


 わざとらしく薄い血に濡れた拳を振り、一道は足を牛頭へと向ける。


「にしてもなんだ、この騒ぎは。俺がいない間に何楽しんでんだよ」

「きょ、今日は澪音からの通達で会合があるって連絡があっただろッ。むしろなんでバックレてやがるッ」

「今日は礼拝があったんだよ。直前に急な予定を入れられても困るだろうが」


 呆れた調子で言い、一道はわざとらしく胸元の十字架を模したネックレスを見せびらかす。

 確かに澪音人材派遣からの連絡は急で、ともすれば樫屋の計画が突然故の杜撰な部分もあったかもしれない。だがそれは、そもそも本部に腰を置かない理由とはなり得ぬだろう。

 元々先客と交わしていた約束ではなく、自主的に赴く用事ならばなおの事。


「お前、澪音に喧嘩売るってのがッ……!」

「今日の礼拝で主もありがたいことを言ってたぜ。

 こう……なんたらかんたらがどうたらこうたら、って感じの……なんか、いい感じの言葉を」


 顎に手を当て、小首を傾げる一道の仕草は滑稽で、そして極めて愚かに見えた。

 だからこそ、牛頭は腫れた頬の痛む感覚にも構わずに笑みを作る。

 僅か数十分前程度の言葉すら覚えられないのか。それで満足するのならば礼拝に意味もなく、告げている主も随分独善的な性格の持ち主だと。

 侮蔑と嘲笑の念を多分に含んだ、歪な笑みに悪意的な解釈が上乗せされる。


「プッチーン」


 わざとらしい擬音を零し、一道は牛頭へ拳を振り上げる。

 児童のものと思える所作ではあるが、事実として一道の倫理観など気に入らない者は殴って従えればいいという拗らせた中学生の延長線上にあるもの。

 振るう一撃を、抑える理由などどこにもない。


「俺は若頭ってのがッ、分かんねぇッ、のかなぁッ!」


 腕を振るい、振るい、暴威を放った。

 一撃を刻むごとに牛頭は血反吐を吐き出し、口内の傷を深くする。使い込まれた拳は硬質化したタコと表面に出た骨の相乗効果で一層の激痛をもたらし、他者の痛みという極単純な想像力の欠如した男が遠慮をする様子は砂粒程度もない。

 地面に染み込んだ血痕が幾筋もの弧を描いた後、修復作業の進捗を監視に訪れた天狗が血相を変えて拳を止める。


「何をやっているッ。止めろ、一道ッ!」

「邪魔すんなよ、天狗。テメェもぶっ殺すぞッ」


 騒ぎを聞きつけたのか、周辺で作業していた別の構成員も一斉に灰のスーツ姿を抑えにかかった。如何に彼がいくつもの功績を上げた者であろうとも、数でかかられては動きを止めざるを得ない。

 拘束を嫌って遮二無二に振るわれる拳が、彼を取り押さえる構成員の頬や腹部、あるいは腕にぶつかる度に他の誰かが一層の力を込める。一道を逃がさぬよう、拘束が緩まぬように。それは猛獣を捕らえる人々の団結を連想させ、そして即興の猛獣狩りは一定の成果を上げた。


「離せや、畜生ッ。ぶっ殺させろッ!」

「一道を抑えたまま組長の前に連れていけ」

「樫屋のオヤジだぁッ? 後から行くってのッ! 先にそこのボケをやらせろォッ!」


 乱暴に四肢を振るって抵抗を示すも、一道が拘束から逃れることは叶わない。

 取り囲んだ構成員は幹部である天狗の指示に従い、なおも抵抗を続ける一道を力づくで抑えながら樫屋の待つ広間へと連行する。目的地を知り、全身に更なる膂力を込めて抵抗を始めた男を決して逃走させないように。

 喧しい様子に修復作業に従事していた周囲の構成員も騒然としていたが、幹部格から作業再開の指示を受けると我先に道具を手に取った。

 一方、現場で唯一ともいえる被害者である牛頭は顔を赤く腫れ上がらせている。馬頭は彼を支えながら遠のく粗暴な叫びの主を睨みつけた。

 頬への殴打で折れたのか、地面を汚す赤に白い歯が混ざっていた。

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