第283話 カイトと7人の婚約者(前編)
その夜、オレとオレの
わざわざキングサイズベッドを2つ連結させて8人分の寝床を確保し、これから愛の時間が始まるのである。
「それじゃ、順番に抽選してね~」
何故か、エレナが仕切ってオレと
抽選の方法は、トランプのハートの1から7までの番号を抽出し、それをシャッフルして裏返し、順番に引いていくと言うものだ。
抽選の結果、順番は次の通りとなった。
①セレーナ
②アスナ
③アリエス
④フローラ
⑤ジェスティーナ
⑥リアンナ
⑦エレナ
「え~、私が最後なの~」
エレナが膨れっ面で文句を言っている。
「文句言わないの、公平に抽選で決めたんだから…」
ジェスティーナがエレナを
「は~い……、でも時間は1人30分ね…
イッても、イカなくても30分で交代よ」
「その前に、みんな忘れずにラブポーション飲んでおいてね」
男はオレ1人で代わりは居ないので、少なくともオレは3時間半ぶっ続けで彼女たちの相手をすることになるのだ。
「はい、それじゃ今からスタートね」
どこから持ってきたのか、エレナはストップウォッチで時間をカウントダウンし始めた。
セレーナは、エレナに急かされて恥ずかしそうにサマードレスを脱ぎ始めた。
ついこの前まで処女であった彼女は、圧倒的に経験が少なく、しかも他の女性に見られながら性行為を行うなど考えたこともなく緊張していた。
セレーナはレモンイエローの水着を外し、生まれたままの姿でベッドへ横たわった。
「カイト様、お手柔らかにお願いします」
「了解、それじゃ始めるよ」
オレはセレーナを抱き締め、お互いの唇を求め、ディープキスもそこそこに全身の性感帯を攻め始めた。
オレは
手探り状態でじっくりとスイートスポットを探す。
「はい、あと残り15分です」
エレナがそう告げた。
「セレーナ、行くよ」
「はい、カイト様、来てください」
セレーナは、両脚を広げオレを受け入れる体制を取った。
みんなの視線を感じながら、オレは腰を沈めていった。
その瞬間、彼女は「あぁん」と言う何ともエロい声を上げた。
♥ ♥ ♥ ♥ ♥
「いいな~、気持ち良さそう…」
エレナが自分の股間を両手で押さえながら、オレとセレーナの行為を凝視していた。
セレーナは徐々に感じてきたようで、可愛い声を上げ始めた。
そして下腹部をピクピクと痙攣させながら快楽に身を任せていた。
「か、カイトさま…
き、キモチいいです……」
セレーナは喘ぎ声を上げ、上半身を起こすとオレに抱きついてきた。
♥ ♥ ♥ ♥ ♥
「はい、残り5分で~す…
そろそろ、フィニッシュの準備してくださ~い」
エレナが冷酷にも残り5分と宣告した。
セレーナの黒髪ポニーテールが上下に揺れ、上気した美しい顔が何とも色っぽい。
彼女はオレの唇を求め、快感を貪った。
♥ ♥ ♥ ♥ ♥
30分が過ぎ、セレーナを満足させて最初のターンは終了した。
「はい、時間で~す、次の人どうぞ」
エレナが事務的に言った。
「ちょ、ちょっと、待った~…
オレに休憩時間は無いのか?」
「しょうがないわねぇ…
それじゃ3分間だけ休憩を認めます」
「おい、たった3分かよ」
しかし、全く休憩がないよりはマシだ。
ジェスティーナは気を利かして水が入ったグラスを渡してくれた。
オレは、それを一気に飲み干し、一息ついた。
「はい、今から次のターン開始で~す」
エレナが告げた。
次はアスナの番だ。
アスナは既に裸でベッドの上に乗り、オレを待っていた。
この中でアスナとの付き合いが一番古く、気持良いところはお互いに熟知していた。
「カイト、すぐに入れて」
どうやら、オレとセレーナの愛の行為を間近で見ていたので、それに刺激されアスナの準備は既に整っているのだった。
オレはアスナのリクエストに答えることにした。
♥ ♥ ♥ ♥ ♥
「あぁ、もう駄目、私も早くして欲しい」
そう言ったのは意外にもアリエスであった。
アスナは、他の
♥ ♥ ♥ ♥ ♥
「15分経過ぁ~」
エレナが色っぽい声で告げた。
「キモチいい~、カイトのこれ、キモチ良すぎ、どうにかなっちゃいそう」
そう言いながら、アスナは何度もビクンビクンと感じていた。
「の、残り5分でぇ~す」
エレナが上気した顔でそう告げた。
既にアスナは、髪を振り乱しながら感じまくっており、いつでもフィニッシュに持って行けそうだ。
♥ ♥ ♥ ♥ ♥
一連の行為が終わるとアスナは満足げにベッドを下りた。
そこでまた3分間休憩して、次はアリエスの番となった。
「カイトさん、私もすぐに欲しいです」
見ると、既にアリエスも十分に溢れていた。
アリエスはそれを察したのか、自分が上になると言った。
オレがベッドに横になり、アリエスに身を任せた。
♥ ♥ ♥ ♥ ♥
オレの上でアリエスの金髪ポニーテールが揺れ、それと同期するように形の良い大きめの乳房も揺れて、オレに至福の眺めを与えてくれた。
アリエスは、時々全身をピクピクと痙攣させイッているのが分かった。
「あん、あん」と可愛い声を上げ、仰け反っていた。
「じゅ、15分けいか~」
エレナが疲れた声で言った。
♥ ♥ ♥ ♥ ♥
「アリエス、そろそろいいかな」
「え、ま、まだもう少し、待って…」
アリエスは喘ぎながらそう言った。
しかし、この状況をコントロールするには動きを止めるしか無い。
「え、え、いやぁ、止めないで~」
アリエスが首を振り、懇願する。
15秒ほど休んで、また動きを再開させると、アリエスも状況を悟ったのか、オレの顔を覗き込みコクンと頷いた。
「あと、5分」
エレナが疲れ切った声で告げた。
♥ ♥ ♥ ♥ ♥
オレとアリエスは同時にフィニッシュを迎えた。
さて、ノルマ達成まで残りは後4人である。
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