第15話

「寒い...」


俺としたことが。どうもクーラーを効かせ過ぎたらしかった。


寝ようと思っても、中々慣れたもんじゃない。


「寒いな...」


誰だかわかんないが、俺の掛け布団を取られたことが、どうもいけなかった。


またそう、呟き俺が目を瞑ったときだった。


更なる異変が起きた。


バサッ...!!


かなり乱暴に。


俺の顔に掛け布団が叩き付けられた。


「うぉ...!」


思わず漏れた悲鳴。


でも、口元は布団で覆われていたので、その

悲鳴は掻き消されたと言っても過言ではない。

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