第18話 次の周回に向けて

この世界は剣と魔法の世界だ。火薬はまだ発明されていない。海を行く船にも大砲というものは無い。


だが、硝石に硫黄・木炭があれば黒色火薬は開発可能だ。オークイーターは大型弩バリスタであったが、既に鉄の弾丸を打ち出す点では銃のスタイルに近かった。


四谷友助がこの世界に変革をもたらしているのは間違いなかった。ゲーム知識などである程度の武器の仕組みを知っており、鍛冶スキルで易々と、この中世世界ではまだ無かった兵器を作り出している。


今回のクエストは時間も限られており、小型のクロスボウを作っただけだが、アォユーの子たちの鍛冶屋に、火縄式ミニエー銃の製造をアドバイスしていた。


出来る事なら後装式ライフルや機関銃・大砲まで作りたかったが、無煙火薬や雷管といったものまで作れればよいのだが、そこまでの冶金技術などがない異世界だ。

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