第3話 8週目のプレイヤーとの接触

またしても、四谷友助の前にホワイトガール・・ゲームマスターの幼女化した姿が現れた。


幼女GM「ねー。ゆー君。突然だけど、今から とある学校に行ってもらうよ」

四谷「また、後ろから急に現れやがって。7週目の時みたいに車で送ってくれるのか?で、次のプレイヤーはどんな奴だよ」

GM「それは行ってからのお楽しみ。君に質問権はございませ」

四谷「相変わらず一方的だな。じゃあせめて一人じゃなく箱崎さんくらいは一緒につれていってもいいか?」

GM「箱崎のタイミングが合うならいいよ」

四谷「よし。じゃあ直ぐラインで連絡する」


箱崎「うん。今日はこれから特に予定はないけど、うちは、そのあまり裕福じゃないから遠くまで行くお小遣いはないんだけど」

四谷「それは・・・おい(ゲーム)マスター交通費くらいは出してくれるんだろうなあ」

GM「我々未来人の技術を使えばスイカにチャージすることくらい簡単でござ」

箱崎「四谷君。犯罪はダメだよ」

四谷「しゃーない。おれの小遣いからだすよ」


・・電車移動・・


四谷「所沢?ずいぶん遠くまで来たけど、また人殺しを止めるとか自殺を止めるとか言うんじゃねーだろうなあ」

箱崎「えーと、鳥居さんの時は四谷君が殺人事件を止めたんだよね?」

箱崎「それで自殺を止めるってのが二繁さんの時だよね?」

四谷「まあ、あれはどっちも大変だったなあ」

GM「今回のプレイヤーは既に君たちの事を知っているので、私はもう会っている」

GM「特に難しい事はやらなくていい。会うだけでいいよ」

四谷「なんか胡散臭いなあ」

GM「ほら、来たよ」


宇喜多尚文「えーと、初めまして。君たちの事はグレンダさんの動画を見て知っている。おれはウキタ・・ウキタナオフミ。21歳。こう見えて防衛医大の学生だ。」

四谷・箱崎「はじめまして」

宇喜多「異世界に転移して邪悪なドラゴンを崇拝する竜術士と戦うって聞いて、どうせユーチューバーが話題つくりに自主映画つくっただけだろうと思っていたんだが、このところのゴブリン出現のニュースと君たちの動画で『この世界と異世界が繋がって、ドラゴンが攻めてきて人類を滅ぼそうとする』ってマジかと思ったら、このホワイトガールが現れた」


四谷「信じられないかもしれませんが、事実です。俺たちは何度も異世界に転移してクエストをクリアし竜術士の企みを阻止しましたが、他国のプレイヤーがGMに質問して得られた情報では『ドラゴンは5体。竜術士は49人』だそうです。俺たちはあっちにいってもチート能力があるわけでなく現状ではドラゴンには敵いません」

箱崎「異世界に転移されるのは、いつからか分かりませんが、3週目は私が四谷君と会った次の瞬間でした」


GM「と言うわけで、さっそく異世界転移してもらうよ」

宇喜多「えええ・・・マジかよ。まだ心の準備がーーー」



・・・・・・宇喜多君はオリキャラです。本作品では、クエストの周回を重ねるごとに新プレイヤーが参加します。

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