第102話 もう少し

子供たちは新学期を迎え、彩幸が中学生となった。

彩斗は小学生最後の年。

なんだかこう考えると大きくなったなと思う。

直ぐに泣きついてくる彩斗が、声変わりも始まった。

子供の成長は早い・・・とともに私の劣化も始まっているのかと思うと怖いなと思う。


あれから大輔さんとはなんとなく疎遠になっていき、今はけんちゃんと良く会っている。

大輔さんのような安定した人ももちろんタイプだったけれど、けんちゃんは私が思うようなほどでは止まらないくらい、激しいのだ。

その激しさに病みつきになっていた。

けんちゃんと待ち合わせをすることはほとんどない。

はじめの方こそ、ランチだ、カラオケだと言っていたけれど、今はけんちゃんの一人暮らしの家に私が行く。

その時にシャワーを浴び、濡れたままで行為をすることが私はたまらなく好きで、ほとんど毎日だった。


家事もきちんとして・・・と思うけれど、そこは子供たちに分担させて、私は夕飯のみを作る。

だからバレることはないと思っていたけれど・・・。



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