第74話 再会
長かった夏休みが終わり、それに伴って、私も忙しくしていたが。
みんながいない昼間に、やっと堂々と大輔さんと連絡が取れる。
私は家庭を壊すつもりはない。ゲームだ。
それに、子供にもバレたくない。
彩南はもう来年中学生になる。
彩幸は小学校5年生、ほとんどのことはわかってくるだろうし、きっと空気も読んでくれている。
だから私は絶対バレてはいけないと思った。
それがまた、スリルになるのだ。
潤は何もないということが確認できたのか、いつもとかわらなかった。
でも、注意しておかないと、見つかるのも時間の問題になる。
だから今の暮らしを壊さずして、いかに楽しめるかを考えた。
家事が一区切りついたら、大輔さんに連絡をする。
昼に外回りで出かけたが、アポがなくなったので会おうと言ってくれた。
隣町のカフェで待ち合わせをした。
何気ない会話をしてる中で、抱かれたいと思うようになった。
でも、まだだ。
どんな人かちゃんと自分なりに分析もしたいし、抱かれるまでのこのドキドキも少しおいておきたい。
ずるいのは承知。
裕彩のお迎えの時間に間に合うようにと、その日も帰った。
チャンスはいくらでもあるのだから、焦らないほうがいいと思った。
帰り道、晩御飯のことを考えると少し、面倒になる。
牛丼のもちかえりをして、味噌汁をつくり、サラダを作っておこうと決めた。
たまにはいいねと、潤も喜んでくれた。
こんなことがずっと続けられるわけもないのに、今日も楽しかったと携帯を握ったまんま眠りについた。
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