第25話 平和な日々だった

それからというもの、誰にも相談できないまま、婚姻関係も継続。

長女、次女、長男と、保育園に預けて、私は働きだした。


夫も仕事は任され、責任ある位置に立っている。

私は、保育園のこともあるのでパートタイマーでスーパーの品出しの仕事を始めた。

仕事に行き始めたときは本当に慣れなくて、いつ辞めようかと思ったけど、一か月が過ぎたあたりから、仕事前や仕事後に家事をどういうふうにすればいいかなど、いろいろなことがうまく軌道に乗り出した。

休みの日はそこそこのんびりできるようになってきた。


夕方はこの世で一番忙しいのではないかと思う。

それでも、三人の子供たちと、夫と、楽しく暮らしていた。

夫も料理を作ってくれたり、協力してくれるようにもなった。

たまに、長女と次女が喧嘩をするので、それが私にはちょっとイライラしてしまう要素ではあったけれど、姉妹あるある、年齢も近いんだし、そんなものかなと思った。


収入もある程度安定していたし、ぎりぎりではあったけれど、たまに中学校の時の友達とランチに行ったりしていた。


その中学校の時の友達はまだ結婚しておらず、婚活中だった。

だから、よく、結婚して、子供が三人いる私にいろいろと聞いてくる。

そして、私は出会いはないのかなどと、話す。

そういう時間があるのはとても息抜きになり、ストレス発散になる。



ある日、メールが届いた。

いつもランチに行く、中学校の時からの友達の理恵ちゃんだ。

ランチに行こうという誘いのメールだったが、男性も連れてくると・・・。

それは理恵ちゃんの彼氏だと思い、快諾してランチの日を迎えることとなる。

どんな彼氏なんだろう、お似合いだったらいいな、なんてうきうきしていた、このころは・・・。




その後にまた私の「女」の部分がでてしまうことになるのに・・・。

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