異世界無双～異世界に転生した俺はチート能力で無双してついでにハーレム作っちゃいます～

3話 ギルドで初クエスト

翌朝、俺は早速ギルドに来ていた。

「すいません。冒険者の登録したいんですけど」

「かしこまりました。こちらの書類に必要事項を記入してください」

受付のお姉さんが用紙を差し出す。

俺は渡されたペンで書き込んでいく。

「これでお願いします」

「はい。えっと名前はレオール様ですね。得意武器は何でしょう？」

「刀です」

「それでは当ギルドのルールを説明しますね。まずランクについてですがF〜Sまであります。最初は全員Fからのスタートとなります。依頼をこなしていくうちに実績に応じて昇格していきます。次に素材買取制度ですが、魔物を倒すと自動的に解体されて収納されます。そして一定以上の量になるとこちらに転送される仕組みになっています。最後に緊急クエストへの参加義務ですが、これは年に1度だけある特別なクエストになります。参加すれば高報酬が期待できます。以上になりますが何か質問はございますか？」

「いえ、大丈夫です」

「分かりました。それではこちらがあなたのカードになります。紛失には十分注意して下さい。再発行は有料なので」

「ありがとうございました」

俺はカードを受け取って早速依頼を受けることにした。

「さて、何を受けるか」

俺は掲示板の前に立つと、どんな依頼があるのか確認する。

「薬草採取、ゴブリン討伐、コボルト討伐、オーク退治、オーガ退治、ドラゴン退治、ワイバーン退治、グリフォン退治、トロール退治、ミノタウロス退治、フェニックス退治、吸血鬼退治、ゾンビ退治、スケルトン退治、ゴーレム退治、悪魔退治、天使退治、幽霊退治、アンデッド退治、スライム退治、リザードマン退治、コカトリス退治、バジリスク退治、キマイラ退治……色々とあるな。何にするか」

俺はしばらく悩んだ後、一枚の依頼書を手に取る。

「これにしよう」

それは『鉱山に巣食うモンスターの駆除』というものだ。

内容はこうだ。

最近、近くの山で採掘中に謎の生物が目撃されている。

その正体は不明だが、近隣の村で被害が出ており、早急に対処して欲しいとのこと。

「よし、行くぞ」

俺は準備を整えると街を出た。

「ここが問題の場所かな」

地図を頼りにやってきた場所はいかにもな洞窟だった。

「さっそく中に入るか」

　俺は中に入る。

魔法で洞窟内を明るく照らすとドンドン奥へと進む。道中で何度か戦闘になったが難なく突破した。

やがて最深部に到着する。

「いた！」

そこには巨大な蜘蛛がいた。

鑑定眼を使う。

◆ 名前：なし 種族：キラースパイダー レベル：90 HP：99000/99000 MP：0/0 ◆

「レベル高いな」

俺は剣を構える。

「シャァア！！」

キラースパイダーは威嚇すると糸を吐き出す。

「くっ」

俺は回避するが避けきれずに腕に絡みつく。

「しまった」

俺は急いで外そうとするがなかなか外れない。

「仕方がない」

俺は剣に魔力を込めて斬る。

「ギャァア」

「ふぅ、なんとかなった」

俺は剣に絡まった糸を切る。

「意外とあっさりだったな」

　俺は剣を鞘に納めると戻ろうとする。

だが洞窟の奥に何だか人の気配がした。