2話 ステータスの確認

俺は馬車をアイテムボックスに戻すと、早速今日の宿を探す。


「今日はここかな」


見つけた宿屋に入る。


「いらっしゃいませ」


受付にいたお姉さんが笑顔で迎えてくれる。


「一人部屋空いてますか?」

「はい。一泊500Gになります」


日本円にして5千円くらいだろうか?まあいいかと思い支払おうとするとお姉さんの目が見開く。


「あの、お客様もしかして貴族様ですか?」

「いや、違いますよ」

「ですがお金をお持ちのようなので……」

「ああ、これは別に……」


 俺の財布の中には女神から貰ったお金が入っているが相当な大金のようだった。


(相当サービスいいんだな)


そんなことを思うが適当に対処して俺は部屋を借りて、部屋のベッドに横になる。


「疲れた……そういえばステータスの確認しないとな」


レベルは上がっていないが、剣術スキルのレベルは上がっているはずだ。


「どれどれ」


◆ 名前:レオール・ノースウッド 年齢:20 種族:人族  職業:剣士 魔導士 Lv.99 HP:999999/999999 

MP:99999/99999 剣術Lv.99 炎魔法Lv.99 爆弾創造 黒炎龍支配 アイテムボックス 言語完全理解(全)

スキルポイント:100000 称号一覧 転生者 英雄 加護 女神の加護 ◆


「おおっ!凄いな」


剣術と魔法はほぼカンストだ。

それにしてもスキルポイントがある。

おそらくレベルアップ時に貰えるものだろう。


「どう使うんだ?」


俺はとりあえず「剣術」と念じてみる。

すると詳細画面が開いた。


【剣術】

剣を扱う技術が上がる。

取得条件 剣を100回振る。


「なるほど。じゃあ次は「炎魔法」と念じる。今度は詳細画面が現れた。


【炎魔法】

火を操る。

取得条件 火の玉を出す。


「なるほど。この調子でどんどん試していこう」


俺の異世界生活は始まったばかりだ。

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