第3話小学校の帰り道

小学校の低学年の時です。学校帰りの道で、おじいさんが黒い大きめのカバンを斜め掛けして、小学校帰りの子どもたちに駄菓子屋で売っているような10円とか5円玉で買えるおもちゃを見せて売りに来ていました。当然子どもたちはお金を持って学校へ行ってはいませんでしたので、おじいさんの持って来ているおもちゃが欲しい時には、走って帰ってお母さんにお金をもらってまたおじいさんのところへ引き返し、おもちゃを買いました。

確かシャボン玉とかそんなような物でした。今じゃそんなことありえないですよね。何か生きている実感がありました。

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