『新 ドリムの丙座』 最終回


  じゃーん。じゃーん。じゃーん。



  〽️ はじまった 人生は


    おわらにゃならぬ


    おわらなけりゃあ


    新しい世の中は 始まらない〽️




  ・・・・・・・・・・・・・・・・・



丙座親分


 『おわ。きさまはあ!』



七さぶろ


 『なんと。』



  お奉行さまが、陰から現れた。




お奉行さま


 『むむ。なんということ。』




丙座親分


 『きさまは、この話の、作者ではないかあ。』



 しかり、お縄になったのは、作者だったのである。



丙座親分


 『なるほど。作者ならば、どこにでも、立ち入り自由だ。どうにでも、なるといえば、なるからな。しかし、なぜ、作者が、こんなことを。』




作者


 『はい。あの、ちょっと、財政的に苦しくなって、つい、出来心なんです。この時代に、コピー機持ち込んで、ぴんはねしまして、食費に足そうか、と。はい、それだけです。』




お奉行さま


 『幕府転覆とか? 図ってないのか。』




作者


 『そうした、深い意図はありませんです。はい。』




丙座親分


 『それにしちゃ、悪質というか、情けないと言うか。』



七さぶろ


 『やるなら、もっと、カッコよいこと、してほしいよなあ。作者なら。由井正雪とまでは、言わないが。多少の大義はなけりゃなあ。あ、出すぎやした。』




作者


 『面目ないです。まことに、お先真っ暗でして。すみませんです。』




丙座親分


 『まあ、お上にも、お慈悲ってものがあらあ。あとは、まかせやした。お奉行さま。』




お奉行


 『わかった。しっかり、吟味いたす。ひったてい。』



  ちらりらり〰️〰️〰️はらはらはらはら、


        🍃



    お断り


 作者、おなわのため、この、お話しは、今回をもって、終わりになります。ありがとうございました。



    じゃーん。じゃーん。



  

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


     本当のお断り


 このお話しは、言うまでもなく、野村胡堂さまの、『銭形平次捕物控』(1931年第1作)などから、丙座のドリム金貨の投げ銭や、部下の七さぶろ、おかみさん、黒豆の親分などの人脈を、名前はちがえど、持ち込みました。お許し頂ければ、幸いです。


 野村胡堂さまは、『あらえびす』、として、クラシック音楽の評論、普及に大きな功績を残されました。


 クラシック音楽にしか、生き甲斐がないやましんには、かけがえのない巨大な存在です。


 


 

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『新 ドリムの丙座』 やましん(テンパー) @yamashin-2

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