珠理のキャバ嬢日記

第11話 パンティの下は蛇の舌

　おはようございます。今年も残り1か月になりました。

よく我慢して、ここまで読んでくださいましたね。

　本当にありがとうございます。これからもがんばります。

　　ここ最近毎日、フアッションの話をしてましたよね。

　　今日もまたです。興味のない方ごめんなさい。

　私のお気に入りはSHEINばっかりじゃありません。

　[ココ＆ユカ]ってブランドです。これも私のお気に入りです。

　キャバ嬢なら知らない子はいないと思います。キャバ嬢の日常着です。

　営業用ではありません。営業用はもう少しセクシーです

　男のひとも可愛い子の写真、いっぱい載ってるからみて楽しいと思います。

　スマホで簡単に見られます。

　キャバ嬢の店内でのフアッションは程よいセクシーが標準です。ミニ、ミディ、ロング、マキシ、などスカートの丈だけでもたくさんあります。

　私はミニスカートか、ミディ丈のドレスを着ることがおおいんだけど、街を歩いてる普通の女の子とはちょっとちがうところがあります。

　それはロングスカートは左側にスリットが入ってるのが多いことです。

　これは普通で、OLさんでもよく見られます。でもキャバ嬢御用達はちょっとちがいます。

　腰の近くまで割れているデザインが多いことです。

　片脚だけは超ミニスカートよりもっと短い感じです。歩くと下着が普通に見えてしまいます。

　ですからパンティの紐が細くて上の方にあるデザインを選びます。一見なにも着けてないような。

　これで街を歩くと私もちょっと恥ずかしいです。

　店内でロングスカートとかミディ丈ドレスで居る時は、出ているほうの脚を隠したりします、不思議ですね。すでに見えているのに隠すなんて。

　不思議ついでに、もうひとつ、出ている脚は必ず左です。

　右脚が出ているデザインはみたことありません。

　男の人の洋服って、前合わせが左が上になるでしょ。

　でも女の子の洋服は右が上です、逆ですね。

　右利きのひとがボタンを掛けるとすれば、男の子用の洋服のほうが掛けやすいです。女の子用の洋服のボタンはほんとうに不便です。

　これ聞いた話だけど、昔のヨーロッパの偉い人の奥様は、自分でボタンを掛けなかったせいだといわれています。

　メイドさんにやってもらったのね。

　そう、相手に掛けてあげる時は右が上のほうがやりやすいです。

　もっと不便なのが、背中にフアスナーが付いた洋服、これ、ちょっと不便です。

　もっと不便なのが背中にボタンが付いた洋服です。体が柔らかい人じゃないとボタンを掛けられません。ファスナーならいいんですけど。

　あなたは右利きですか？

　じゃあ、あなたベッドではあなたが右に寝るでしょ？パートナーは左ですよね？

　そのほうが使いやすいでしょ、あなたのその右手の指。

　途中で何度も体位を入れ替わるから、どっちでも平気ですって？

　えっ、そんなに激しいの？

「おまえ、右脚なんで隠すんだ、左脚はパンツ見えそうなのに、おまえ右足にタツーいれてんだろ、隠してないで見せてみろ」

　と、今日のお客さんはけっこう乱暴な人でした。

　私はタツーは体のどこにも入れてないけど、入れてる子もいます。

　そういう子は見せるのが楽しくなるみたいです。

　そのお客さん、今までにタツーを見せてくれた子の中でいちばん驚いたのが、パンティまで見せてくれて、蛇の頭ががパンティの奥まで入り込んでいるデザインなんだって。

「この蛇の舌は私の体のあそこをなめてるの、見たい？ いいわよ見ても」

　と言って、彼女は本当にパンティを脱ぎました。

そしてしっかり見せてくれました。本当に蛇の舌が舐めていました。あそこを。

　さすがに怖くなって「もういい、早くしまえ」

　あ、これうちの店ではありません。来てもこんな子はいません。

　人間ってほんとうにふしぎね。見えないところは見たいし、見たら怖い。

　このお客さん、お帰りのとき、「危ない店もあるからな、そんな店には行くな

よ」と、やさしい人になってました

　あなたもそんな大切なところを舐めてくれるような、危ない店には行かないで下さいね。私の店だけにして下さい。

　それじゃあ、今夜もおやすみなさい。