第10話 亀の甲と魔法のわざ

 今日も朝から加藤浩次さんの(スッキリ)って番組をみて、情報キャッチ。

 この番組8:00からやってます、けっこう早起きでしょ。

 私はアフターをしないからできるんだけど、アフターする子は昼ごろまで寝てると思います。


 そのあともやっぱりテレビを見ながら体操をします。

 9:55から竹脇まりな先生の(美バディ)って番組。

 この先生がすごく色っぽいんです。

 それで、毎日ゲストのひとが出て先生と一緒にやるんだけど、なぜか おかまちゃんと思うひとがおおいんです。でもすごく楽しいです。


 私のお客さんに、こういう人達のお店…たとえば新宿二丁目なんか有名でしょ。

 そんなお店の中でも特に有名な、西新宿の高層ビルの最上階にあるギャルソンパブってお店に連れてってくれるって約束してたんだけど、お休みが日曜日でうちの店と同じなので行けなかったんです。そのお店も最近閉店しました。


 他にも新宿の黒鳥の湖とか有るらしいんだけど、閉店した店がおおいです。

 行けなくて残念です。

 六本木の金魚ってお店はやってるみたいです。

 でも、閉店したお店の女の子たち? 男の子たち?どこへ行くんでしょう。

 ちょっと、かわいそうです。


 話は急に変わりますけど、新しいドレスに合わせるストッキングの色を考えてみました。


 私は今まで普通の肌色が多かったんですけど、ちょっとちがう色をやってみようと思って昨夜、お店の帰りに深夜営業のスーパーによってみたました。

 でもあまり好きなのがなくて、洗剤とシャンプーだけかごにいれて、店内をぶらぶらしてたら,全然ちがうコーナーに、網目のストッキングがあったので、網目の大きさの違うのを3枚買ってみました。


 でもそのコーナーが、男性向けエロチック用品売り場だったのです。

 でも、気に入ったらものならどこで買っても同じと思って買いました。

 網目のパンストって、網目が大きくなるほどセクシーっていわれてます。

 ちいさくなると徐々に、普通のパンストと区別がつかなくなるでしょ。


 今日はその中でいちばん網目のおおきな、白いのをはいてお店にでました。

 お客さんの反応がいろいろありました。

 それで、ヘルプで付いたお客さんが「おまえのパンスト亀の甲みたいだな」

 たしかに亀の甲みたいです。


 私、自分でも蜂の巣みたいだなとは思ってたんだけど、亀の甲とは素晴らしいです。

 でも、ぜんぜん気になってはいません。注目されるのは、なんでも嬉しいです。

 ヘルプって、知ってると思いまけど参考までに、指名が重なって両方の席を行ったり来たりする子がいたとき、代わりにお客さんのお相手をすることをいいます。


 それでこのパンストがどうしてエロチック用品売り場にあったのか、まだ言ってませんでしたよね。実はこれ穴あきってヤツだったのです。

 だいじなところだけ丸い穴が空いていて、いろいろなプレーに対応できるものでした。どんなプレーができるか、穴の利用方法はそれぞれいろいろと思います。


 今日の最後のお客さんは、札幌から主張で東京にきた人でした。

 そのお客さん、私のあちこち触ってくるんです。最近ではあまりみかけなくなったタイプです。


 キャバクラって、そんな店じゃないってことは、ほとんどのお客さんは知ってると思うんだけど。ただ徐々にそのお客さんの話を聞いて分かってきました。

 札幌ではキャバクラって、東京で一般的にいわれるピンサロのことだったのです。


 「じゃあ私のいるこのキャバクラはなんていうの?」

 それはニューサロンっていうんだって。

 地方によって呼び方ってちがうのね。


 このお客さん、すこし損をしたみたいな顔をしてたので、私があみだした特別なサービスをしてあげました。

 それは脚のふくらはぎです。私のふくらはぎをお客さんのふくらはぎにそーっと触れました。そして、じょじょに密着させてそのまま、じーっとしています。


 お話をしている時も脚はそのまま、ただそれだけです。

 これで、お客さんほとんど私の意のままになります。

 失敗したこと一度もありません。魔法のようなわざです。


 あなたも、恋人か奥さんにいちどやってもらったら?

 冷めた愛が復活するかもよ、ほんとうよ。 

 復活しなかった方、脚だけでは不足のようです。全身で触れてみて下さい。


 それじやあ、今夜もおやすみなさい。











































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