第68話 エピローグ2
「
「ステラ、繋いでくれ」
「分かったわ」
宇宙船のナビ画面からステラの姿が消えて、
「お久しぶりです。
「
付き合ってる訳でもない上に、卒業後は連絡を取っていなかった
しかし、
故に
しかし、あくまで民間人であり、更に有名人となっていた
そこで宇宙パトロール隊員となったレンに目を付けたのだった。
その記録はステラによって
連絡を取れない状態でしょっちゅうどこかに出かける
しかし今、
「大丈夫ですよ。僕で良ければ、いつでも言って下さい。それで、今度は何かあったんですか?」
「ええ。
「分かってますよ。
「その通りよ」
「その時まだエピス絶対防衛システムは完成していなかった……その年の暮れに完成したエピス絶対防衛システムによって、つまりはステラによって、
「ええ。歴史にifは無いけれど、完成がもう少し早ければ
「はい。そして、星歴0050年、
「その通りよ。エピス絶対防衛システムの完成後、
「この先、
「今もそれは議論が続いているわ。
「そうですか……宇宙パトロール隊員になって最初の書類は今聞いた話を外部に漏らさない事を誓う署名でした……それが無くなる日が早く来ると良いですね」
「私が全部バラしちゃおうか?」
ステラが突然割り込んできた。
「それはダメですよステラさん!」
慌ててレンが止めに入る。
「残念ながら、ステラでもそれは出来ないのよ。何故ならこの、
「そうなんだーぷー」
ステラは膨れっ面している。
「
「ええ、そうよ」
かつての
——電脳クロニクル計劃
しかし、ハルはまるでその時の記憶を無くしてしまったかの様に、その後一切その事を口にする事は無かった。
しかし、そこで
「彼には悪い事をしたと思っているわ……あの時も彼、私の頼みで動いてくれていたの……まさか記憶を消されるとは思わなかったわ……」
ナビ画面の向こうで小春は、
その頃は
「電脳クロニクル計劃……本当にただそれだけの計劃だったのでしょうか……どうも僕は何か他にもある様な気がしてなりません……」
この会話はステラによって、外部には一切漏れる心配は無い。
しかし、それでも気になってしまう。
「分からないわ……それに
ジュッ……と音がして煙が立ち昇る。
「それは
「そうね……でも、
「はい。初めて聞いた時は、衝撃でした」
「
「まさか、ザラートワールドが最初はただ
「この事は内緒よ。もう
「ところで
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