第18話 美少女との再会
僕はヒヨコ魔王の正しさを理解した。
「だから私はxxxxのxxxxから来たxxxxなの!」
随分と女性っぽい話し方を身に着けていたが、言ってる事は全く判らなかった。
「それにそんな事どうでもいいじゃない」
ここの方が余程いい世界だと彼女?言った。
「そうか、別にひとつの世界からここに来る訳じゃないのか」
多次元世界ならそういう事だってあるのだろう。
「それにキミがそういう人間だとは思わなかった」
彼女?はそう言って半目で僕を見た。元々この世界の住人だと思っていたらしい。
「…随分と地味な顔で転生したんだねえ、もったいない」
いや別にそんな手続き一切なかったですよ?
「俺、いや私はここで美少女魔法使いって事でやってるからさ」
もうこういう風に話しかけるのは止めて欲しいと言った。
「ああごめんね」
僕はそう言うと彼女?はすぐに立ち上がって去っていった。
あれじゃあ見た目はともかくすぐに馬脚を表しそうだけど別にいいや。
「君の言う通りだったね」
僕は頭の上でぴよぴよしてるヒヨコ魔王にそう言った。
「わがはいはまおうであるぞ」
ヒヨコ魔王は頭の上でそう言った。
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