過程から終了へ
成人から4年ほどたっていた。
私は何とか内乱を黙らせ、王となり、一躍誰もが褒めただ得る賢王となっていた。
そこから2ヶ月たった頃。ついに俺は傲慢で、過剰な自意識を目覚め出した。
周りを賄賂で動く金に忠実に兵や貴族で固め、好き勝手やった。
一線を超えた貴族は処刑した。
そして無事に従順な貴族共ができた。
評判を自分で言うなら一部はすごいがそれ以外がクソ過ぎる。
無事にこれは成功し、良いところには目を向けず、悪いとこばかり目立ち、無事に愚王に成り下がっていた。
いい感じに正義の貴族を煽り、お友達を煽り、市民を煽りに煽りきった頃。
ついに叛逆が起こった。
それはまるで祝福をするように大きくて綺麗な魔法の雨から始まった。
先代の王を象徴するが如く、金で塗り固められた城が崩壊した。
そこからは流れ作業だ。
私に付いて来ている貴族は死に、ついに最後に私を残した頃。
私は最後の意地を通していた。
これでもあの天才を相手に生き残った程度には凄いんだよ。
周りには天井が崩れ落ちた瓦礫ばかり。
障害物など沢山あるんだよ。
息切れし、私の心臓の音しか聞こえなくなった頃に、最後の美しい一撃で終わった。
それは光の槍のように光輝き、瓦礫を粉砕しながら向かって来た。
回避はしない。
出来ない。
そしてそれは神の悪戯か…悪魔の祝福か…
目の前で光の槍が破裂し、私は吹き飛んだ。
最後の景色はあたり一面の赤がかかった青だった。
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